今年はテスト返却の際に、算数の文章題について梃子入れをすることを
小学生の保護者には伝えています。
この二年、国語力アップに力を入れてきているのですが
一応の成果が見られるので
(塾向けの全国レベルの学力テストで、ほとんどの生徒が平均点以上)
よっしゃぁ、国語学習のほうはこの方針でよし、
今度は算数ね、というわけです。
小学校教師の保護者が、今年みんなの点数が低かったテストを見て
『問題の傾向が違ってきているのでは?』と言っていました。
確かに、一貫校受験などを意識しているような、
同じ計算問題でも、一ひねりしてあるような問題が多く、
単純な計算力だけでは解ききれない問題が並んでいました。
『学校現場でも応用力に比重を移していかないといけないのですけれど
できる子とやれない子の差が高学年になればなるほど広がるばかりで
苦戦していますよ』
「計算だけなら、量をさせれば何とかなるけれど、応用となると
生活体験の乏しい子達はなかなかね・・・・・」
『そうなのよ、お使い一つしたことが無い5・6年生だっているんだから』
「えっ、まさか」
『ううん、ほんとに。それにね、今時のお母さんて生活臭がないことがはやりなんですって。一見、子どもなんていないみたいに颯爽としているのがいいんだって。
だから、子どもを引き連れてスーパーで買い物なんてのはカッコ悪いわけ。』
「なるほどね、子どもに実地勉強の機会は少なくなる一方なんだ」
『そうなのよぉ、それで何から何まで学校で面倒見てくれって言われてもね』
「そういえばこの前、ちょっと時間があって、生徒を二人ばかり買い物に連れて行って≪どっちを選ぶ?≫って聞いたら、驚いてたっけ。買い物って算数の勉強なのって。二人の親にあとで説明しておいたけどね」
『小学校の応用問題って一応、習った計算を実生活の中で使えるようにって
考えられているのだけれど、実際に使うシーンが少ないから・・・・』
「うちの教室で、それなりに国語力がアップしてきているのは
日記なんかで、習った漢字を使えって言い続けていることもあるわけね」
『そうだと思う。うちの子の算数、ヨロシクね』
「あらまあ・・・・」
小学生の保護者には伝えています。
この二年、国語力アップに力を入れてきているのですが
一応の成果が見られるので
(塾向けの全国レベルの学力テストで、ほとんどの生徒が平均点以上)
よっしゃぁ、国語学習のほうはこの方針でよし、
今度は算数ね、というわけです。
小学校教師の保護者が、今年みんなの点数が低かったテストを見て
『問題の傾向が違ってきているのでは?』と言っていました。
確かに、一貫校受験などを意識しているような、
同じ計算問題でも、一ひねりしてあるような問題が多く、
単純な計算力だけでは解ききれない問題が並んでいました。
『学校現場でも応用力に比重を移していかないといけないのですけれど
できる子とやれない子の差が高学年になればなるほど広がるばかりで
苦戦していますよ』
「計算だけなら、量をさせれば何とかなるけれど、応用となると
生活体験の乏しい子達はなかなかね・・・・・」
『そうなのよ、お使い一つしたことが無い5・6年生だっているんだから』
「えっ、まさか」
『ううん、ほんとに。それにね、今時のお母さんて生活臭がないことがはやりなんですって。一見、子どもなんていないみたいに颯爽としているのがいいんだって。
だから、子どもを引き連れてスーパーで買い物なんてのはカッコ悪いわけ。』
「なるほどね、子どもに実地勉強の機会は少なくなる一方なんだ」
『そうなのよぉ、それで何から何まで学校で面倒見てくれって言われてもね』
「そういえばこの前、ちょっと時間があって、生徒を二人ばかり買い物に連れて行って≪どっちを選ぶ?≫って聞いたら、驚いてたっけ。買い物って算数の勉強なのって。二人の親にあとで説明しておいたけどね」
『小学校の応用問題って一応、習った計算を実生活の中で使えるようにって
考えられているのだけれど、実際に使うシーンが少ないから・・・・』
「うちの教室で、それなりに国語力がアップしてきているのは
日記なんかで、習った漢字を使えって言い続けていることもあるわけね」
『そうだと思う。うちの子の算数、ヨロシクね』
「あらまあ・・・・」