公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもんの認可料

2008-06-25 | くもん教室の経理
今は延べ1000教科に達したら正資格ですから、我が教室の様なギリギリの教室もいつかは正資格になってしまう

ということは、一ヶ月の教科数が60程度で、16ヶ月、
開設当初のゼロ期間を入れても二年もすれば認可料の支払いが・・・・ってことですね。
実際、一ヶ月の教科数が100未満であれば、
自宅教室ならとにかく、賃貸で開設していれば赤字にしないのがやっとでしょう。
とすれば、認可料は家計から持ち出しですよね・・・・

本当に、我ながらよくやってたものだとは思いますが
いずれ回収できることを信じて、丸々二年間、年収5千円で、
火曜・金曜は二時から十時過ぎまで教室、
それ以外の日に教室だよりをせっせと書き、投げ込み、HM・・・・
研修に出席・・・・
結局十年近くで、研究会に支払ったロイヤルティ等は4千万を超え、
自分の収入は1千万に届かなかった現実。

こどもも大きくなっていて、ダンナの稼ぎで家計は維持できていて
自分の時間を好きに使える身の上だったからこそやれたこと。
「でも、十年近くで一千万近くも稼げたのならいいじゃない・・・・」
そうですね、趣味で小遣い稼ぎができたわけですから。
それに又、私の場合は独自の教室に転身するベースにすることもできたので
丸損というわけでもないかな。
それでもその間に、≪趣味の忙しさ≫にかまけて
危うく娘を亡くしてしまうところだった・・・・
何とか間に合って、今は幸せいっぱいの新婚生活をエンジョイしていますが。

あれやこれやと冷や汗ものの公文時代です。
それでも、今。
公文じゃなくても、先生のお教室で・・・・と言ってくださる保護者生徒がいるということは、
その頃に培ったものがあるからでしょう。
それだけは、ムダではなかったらしいと思っています。


私が開設したころは、教科それぞれに正資格ということで、
例えば数学の生徒数が30に達したら数学は正資格でロイヤルティが40%になり、
他の二教科については45%のままで、当面の認可料は一教科分だけだったような・・・
私の場合は三教科とも正資格となった直後に教室移転をしたので、認可料を二度
とられているのです・・・・・いまだに恨みに思っています。
ただ、当時のシステムで正資格を取るのに一年はかかっていないのですが。

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1 コメント

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続けるべきか… (ミワ)
2008-06-26 13:37:43
『週2日、夕方四時間。子育て、趣味と両立しながら社会貢献ができる仕事』なんて全くの嘘。広告に偽りあり…と気付いた時はもう遅かった…!日々教室と無関係な仕事で相当時間は取られるし、そこそこ生徒を集めても黒字経営にはならず、実質永久にボランティア活動です。なのに!どう見ても自分より能力のない、または経験の浅い局員や、仕事が無くて(干されて?)暇な社員があれこれ口出してきて、邪魔ばかりする…。この方々は十分なお給料を貰っているから気楽でよろしいのでしょうが、こっちはお金払って文句言われて、全然割りに合いません。多額のロイヤルティはこの人達の為だったの?と思うと、虚しいです。
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