公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

小1、多動児の対応

2017-06-02 | 現在の教室運営
先日、体験学習の申し込みがありました。小1の男の子です。

五月中ごろの、学校の宿題が自分でできない、
担任から
「50音の読み書きができないのはお宅のお子さんぐらいです」と言われた
お母さんは
知人からうちの教室の話を聞いて駆け込んできた、という所なのですが。

確かに多動傾向はあり、集中力が続かない様子は
ADHD傾向があるようです。
学校ではこれまでサポート要員がついていたそうです。

で、
お話を聞くとともに、観察開始。
まず、左利きなのですが鉛筆を正しく持てていない。
鉛筆の持ち方、線引き指導、
漢字カードなどから始めてみました。
お母さんに
集中力を持続させる対応の仕方などをコーチしながら
漢字カードの宿題を渡してみると
10以上の漢字が読めるようになりました。

なんだ、記憶力とかには問題ないじゃん、
言葉と漢字がつながるのなら
音とひらがなだってつながるはずです。

しかしまあ、久しぶりのADHD傾向児童なので
ネットでサーチしてみました。
「ペアレントトレーニング」とか。
あらら、ここに載ってるのってうちでやってることそのまんま。

昔、犬のしつけ方の「報奨」に注意っていうのに
飼い主が気付かないで良くない行動を強化してしまっていることが多いって話があり
子どもの躾にもつながると思ったので
うちの教室での親指導に取り入れています。

これまで「ペアレントトレーニング」なんていう教育をしているところがあるとは
知らなかったのですけれども
うちの教室では幼児入会は、原則保護者同伴学習です。
考え方は全く同じで、
ただしうちの教室の場合は理論講義よりも
具体的な実践に重点を置きます。
費用は通常の学習会費のみ・・・・・・

ペアレント・トレーニングって一回¥2.000~¥5.000での講習で10回とか。
うーん、子どもの学力アップができて親教育部分はタダって
うちの会費設定は安すぎるかもと苦笑い。





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