

大阪に住む29歳の太郎さん
アルポート症候群(Alport症候群)という腎臓病を患っていて、腎臓移植を受ける必要がありました。
しかし、アルポート症候群(Alport症候群)は遺伝性の病気であるため、肉親から腎臓提供受けることは不可能であるうえに、他人の腎臓が完全に適合する確立は100分の一と医師から宣告されます。
病気が進行すれば腎不全を発症し、人口透析が必要になってしまいますが、太郎さんにはどうすることもできませんでした。
病状が悪化しはじめたころ、彼は千恵という女性にひと目ぼれをします。
また千恵さんも彼にひと目ぼれ。あっという間に2人は恋に落ちました。
ただ、その段階では千恵さんは彼の病気のことを知りません。
彼は隠しておくわけにはいかないと交際一ヶ月も経たないころに、別れることになっても仕方ないと断ったうえで、自分の病気のことを話しました。
ところが千恵さんは別れを選ぶどころか、私の腎臓の片方をあげると即答します。
ただ、いくら愛しあっている2人とはいえ、臓器の完全適合確立は100分の一であることは変わりありません。
医師たちは期待するなと強調したうえで、適合検査を行うことにしました。
検査の結果が出るまでには一年を要します。
しかし、その間に二人は結婚。
太郎さんの病気はどうなるがわかりませんでしたが、人生を共に歩んでいくことを決めたのです。
ただ、その決意とは裏腹に太郎さんの病状は悪化。
いよいよ人口透析が必要な段階まで、病状は進行して行きました。
翌年の夏、ついに検査が終わりました。
その結果は臓器移植の適合性は完璧というもの、2人の出会いは100分の一の奇跡だったのです。
もちろん、その後に受けた摘出・移植手術も大成功。
2人は同じ病室で術後を過ごし、ベットをぴったりとくっつけて手を握りあっていたそうです。
動画♪
https://youtu.be/2r-i5zPMxz8