暴走車から小学生をかばって死んだじいちゃん、最期まで「子供は大丈夫か?」
三原董充(ただみつ)さん(73才)。通学路の見守り隊としてこの日も児童を引率していた彼は、身を挺して子供をかばい、亡くなった。
気が動転しながら現場に駆けつけると、三原さんが道路脇に倒れていた。とっさにかばった子供は軽傷で済んだが、児童らは衝撃のあまり泣きじゃくっていたという。
「救急車が来るまでの間、意識はありました。激痛だったろうに、“子供は大丈夫か”って心配していたんです。救急隊に名前を聞かれた際も、“三原です”と答えることはできたのですが…」(摩弓さん)