昭恵氏記載については証言拒否 衆院委でも佐川氏を喚問
衆院予算委の証人喚問で証言する佐川宣寿前国税庁長官=27日午後2時19分
衆院予算委員会は27日午後、学校法人「森友学園」に関する財務省の決裁文書改ざんを巡り、佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を実施した。佐川氏は、改ざん前文書で安倍晋三首相夫人の昭恵氏の記載を見たかとの質問に対し「刑事訴追の恐れ」を理由に証言を拒否した。国有地の貸し付けや売買についての学園との契約は「適正と今でも考えている」と主張。一方で、土地売買交渉時に財務省理財局長だった前任の迫田英典氏からは「一切、引き継ぎを受けていない」と述べた。
午前の参院予算委での喚問に続き、改ざんの経緯や理由などについては、自身が大阪地検の捜査対象になっているとして証言を拒んだ。