Bリーグと芸能、特にアイドルについての私見

昨今、Ｂリーグとアイドルのコラボレーションについて、
議論されているのをよく見かける。
ほとんどが否定的な意見のように見える。

まずよく言われるのは、日本のバレー（特にフジテレビ）と、
ジャニーズ事務所の関係との比較、そして揶揄。

安心していいだろう。
J事務所とコラボできるような「格」に、日本バスケは至っていない。
問題外である。
win-winの関係に至れるほど、バスケに影響力がないのである。
華々しい開幕戦、いい時間を用意されながらの低視聴率がすべて。
特別ドラマをやってくれただけありがたい。
確実に、組んだところでうま味などないと思われてしまったのだ。
まあリーグにその辺のビジョンが全くないんだからしょうがない。

で、各チームで様々なコラボ相手を探している状況なわけだが、
良質なバスケだけあればいい！という意見には納得ができない。
いい！ってなんだろう。これ以上客が増えなくてもいいのか？
それは無理だ。観客を増やさなければならない。
プレイヤー、経験者だけのものでいいと殿様商売ができた時代は終わった。
エンターテインメントのパッケージとして、
様々なコンテンツを含有していかないと、
「趣味」が多様化する時代に乗り遅れてしまう。
まあ正確にはとっくの昔に乗り遅れてしまっているのだが・・・

地上アイドルグループとのコラボも増えてきたが、
バスケ側の受け入れる態度はやはり基本殿様商売だと痛感している。
いい関係になろうという気がない。
むしろ上から目線で「出させてやってる」「こちらに迷惑をかけるな」
・・・みたいなにおいがプンプンする。

こんなん互いにリスペクトし合わなけりゃうまくいくはずないんです。

バスケの興行だけでドーム埋められますか？
何万人何十万人動員できますか？
そういうとこ、よく考えないと。

ヘコヘコしろってんじゃないよ。
リスペクトを持てと言っているんです。

うまくやれ、と言っているんです。
同じ金額や手間を費やすんなら、未来ある関係を築きましょう。

「よろしくお願いします！」という相手に、
「お金は払いましたから、あとは任せました」ってだけでは、
その日で終わりですよ。

各チームは、ゲストやバスケ以外の演出部分にもう少し真剣に取り組むべきです。
リーグは本腰を入れて指導していかないといけない。
いろんな界隈にそっぽ向かれる前になんとかしないと。

バスケファンは・・・
自分たち一人ひとりが新規顧客開拓の最前線に立っていることを自覚した方がいい。
望む望まないに限らず世の中はそういうもの。
「区別」は簡単に「差別につながる。
差別する側にもされる側にもなりたくないものです。

比較的お笑い芸人さんたちとは仲良くなれてるのにね。

なんでなんだろ。