僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

ショパン

2019年11月28日 | Music
あるお寺様に、鬼子母尊神祭のお手伝い行きました。

駐車場で車を降りた時、
帰宅したお嬢さんと出会いました。

こちらのお嬢さんは、ピアノの先生です。

「こんにちわ」
にこやかな声が秋風のそよぎます。

「こんにちわ」
そのあとの言葉が続きません。

えっと、何を話せばいい?

「ショパンの上手な、ピアニスト知りませんか?」
なにを口走っているの? 僕は・・・。

「ショパンですか?
 どんな感じのピアニストがご希望ですか?」

「う~ん。できればしっとりした感じの人」
本当は、何も考えていませんでした。

どれを聴いても同じに聞こえてしまいます。

「そうですね・・・

 クリスチャン・ツィメルマン。
 シャルル・リシャール・アムラン。

この二人は、やわらかなタッチでピアノを弾きますよ」

「ついでに、ベートーベンは、誰かいますか?」
図々しいなぁ。

ベートーベンを「弁当」って発音してしまいました。

笑いをこらえながら、

「エミール・ギレリス、なんかいいですよ」

「ありがとうございました」
なんか得をした気分になりました。

さっそく家に帰って視聴しました。
今、PCから流れています。

秋の夜。
コーヒー・ブレイクは、ショパンの調べとともに。

ps

なに、高尚ぶっているの。
ピアニストの違いなんて分からないくせに。

ほら、ほら、あくびが出ているわよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする