憔悴しきった顔で
家内が仕事から帰ってきました。
「腰と足が痛い」
満身創痍。
どうしたの?
「足を滑らせた利用者さんを
支えようとしたら、このありさまよ」
身体の大きな女性を
助けが来るまで一人で支えていたそうです。
「ひざを痛めた。
もう何もしたくないから寝るわ」
テレビの前でゴロリと横たわりました。
哀愁を感じさせるその姿に
僕は声を掛けました。
じゃ、今夜のお寺の事務仕事
お休みにしようか。
「・・・」
僕は知っている。
テレビを見ているその顔に
ちょろいぜ、という笑みが浮かんでいたことを・・・。
家内が仕事から帰ってきました。
「腰と足が痛い」
満身創痍。
どうしたの?
「足を滑らせた利用者さんを
支えようとしたら、このありさまよ」
身体の大きな女性を
助けが来るまで一人で支えていたそうです。
「ひざを痛めた。
もう何もしたくないから寝るわ」
テレビの前でゴロリと横たわりました。
哀愁を感じさせるその姿に
僕は声を掛けました。
じゃ、今夜のお寺の事務仕事
お休みにしようか。
「・・・」
僕は知っている。
テレビを見ているその顔に
ちょろいぜ、という笑みが浮かんでいたことを・・・。