シノブゴケは、繊細なコケです。しかし、いろいろな種類があって特定することが難しいです。
今日は、しっかりと確認することができました。それはトヤマシノブゴケです。
1 まず茎葉が大きく葉先が長く伸びます。
2 その葉先は、透明であることが特徴です。
3 葉先が透明になるのは、よく似たヒメシノブゴケも同じです。
4 二つの違いは、茎葉も枝葉も細胞に乳頭が有ることです。
5 この乳頭が一つで尖がるのがヒメシノブゴケで、乳頭が2~4あり、先が2つ分かれるのがトヤマシノブゴケです。
以上のことからトヤマシノブゴケと同定しました。
いい加減な私が、このようにしっかりと調べようとしたきっかけは、このトヤマシノブゴケを命名した?外山礼三の存在を知ったからです。
外山礼三は、1913年の生まれ、26歳の時に太平洋戦争に召集され、病気になり終戦後の1947年に亡くなる。
と言う簡単な経歴を知ったからです。
おそらく情熱をもってコケの研究をしたかったでしょうに!