今日は、9000年前に出来たと言われる溶岩球を見せてもらいました。
その溶岩球にもしっかりと苔や地衣類がついていました。地衣類はヤマトキゴケがほとんどでしたが、コケはエゾスナゴケとチヂミバコブゴケがついていました。
「写真でわかるシダ図鑑」によるとコバノヒノキシダの葉基の鱗片無しとありますが、
日本の野生植物(シダ編)では、格子状(色素が無い)の毛があるということ:そして最下部の葉の縦長
によりコバノヒノキシダとしました。
富士山南麓でよく見かけるコケですが、長いことホソホウオウゴケと同じような水の滴る場所に生えています。何とか決着しなければとじっくり調べてみました。
1 中肋がはっきりしていること(ホソホウオウゴケは薄い感じ)
2 良くサクをつけること(ホソホウオウゴケはまだサクは知られていない)
3 普通の湿った岩場に生える(石灰岩の岩場に多い)
4 中肋から葉縁までの細胞の暑さの数が同じで色の濃淡がない(中肋近くが細胞厚)
5 中肋の細胞は長方形
6 よく枝分かれする
等からナガサキホウオウゴケとしました。