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これは４月に撮った写真です
なんだかやる気がなくて整理をしていたら可愛い花が出てきました
これはフリージア とは違いますよね
この日は頭の中が空っぽ状態で何となく外に出て
ゆっくり歩いていると赤と白の花が隣同士に咲いていました
じっと見ていると遠い昔の子供のころを思い出していました
秋晴れの運動会の日のことです
そのころは運動会と言えば父や母 親戚のおばさんおじさんその親戚のおばさんが
こぞって来てくれていました
私は多い兄姉の少し年の離れた末っ子でしたので特にそうだったのかもしれない
当時は地域対抗リレー 紅白リレー 学年別リレーがあって
選手に選ばれていました （どれだったか覚えていません）
お昼御飯の時に賞品をもって行くと
「お～お ひろさん ようガンバッタなぁ」
「はよう 座わりんさいや」
広島弁のおばさんでした
私が白いハチマキをはずすと
「ひろさん 赤じゃのうて 白じゃったん？」
どの子を見てもみんな「ひろさん」にみえるんじゃ・・・
小柄で色黒のおばさんは明るい人でした
家の事情があって私だけその明るいおばさんのうちに預けられました
おじさんの膝の中にちょこんと座り
おばさんの背中におんぶしてもらい
忙しい父母以上の愛情をもらいました
その叔父も叔母も今はもういない
赤い花と白い花が私に故郷の懐かしさを思い出させてくれました
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