小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

記事/余録:宮本武蔵とサッカーの名選手は…    毎日jp

2012年10月09日 | オピニオン
毎日新聞 2012年10月08日 00時27分

 「宮本武蔵(みやもと・むさし)とサッカーの名選手は目の使い方が酷似(こくじ)している」。剣道を続け、武蔵の兵法書「五輪書(ごりんのしょ)」を座右(ざゆう)に置く知人の話だ。異論もあろうと予測しつつ紹介する

 ▲彼は五輪書にある戦う時の目の使い方を長年、読み解けなかった。「観(かん)の目強く、見(けん)の目弱く」見よという記述の解釈に諸説あるからだ。例えば心で見るのが「観」、目で見るのが「見」だと説く人がいる。だが他の部分では具体的な記述が多いのに「心で見よ」とは不自然だ。実践的な「見る技」があるのでは?

 ▲結局、納得できる解釈のヒントはサッカーから得た。偶然見たNHKの番組で中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)選手の技を知ったのだ。視線を計測すると各選手の動きを細かく追っているわけではない。むしろぼんやりした見方で、視線をあまり動かさず、それでいて広い視野を確保している

 ▲「これぞ観の目」と知人は確信した。武蔵の教えは狭い範囲を鋭く注視する「見の目」より、全体状況を把握できる「観の目」で戦え、ということだ。1対1の斬り合いより合戦(かっせん)の方がイメージしやすい。サッカーは敵味方入り乱れての合戦に似ている……

▲熱弁を聞いた後でサッカー少年に尋ねると中村選手の「見る技」のことを「それは周辺視(しゅうへんし)だね」と事も無げに言う。できるかどうかは別にして、彼らの世界では常識に属するらしい

 
 
reeさんのブログ“フロリダで怪獣2匹と、時々ワニ?” からサッカー少女・にんにんちゃんの周辺視  


 
 ▲武蔵や五輪書については思想的な深みを重視する人も多い。それは尊重しつつ知人の説を紹介した。蛇足(だそく)ながら、個人的には武蔵より現代の日本人の視野にこそ関心がある。とりわけ最近の近隣国との摩擦を憂慮しつつ、為政者(いせいしゃ)の大局観の誤りなきを切に願う。




 なるほど、なるほど。目に見えるものは一部しかないんだね。どうも小父さんは、日頃の生活でも「観の目」を持っていないらしい。先入観や決めつけが強すぎるんだな!。それでは、剣道もサッカーも相手を負かすことは出来ないのか!

  頑固親爺(=小父さん)は負けはしないけれど、人を説得するのが下手なのがここでもわかった!。ん?今日のコラムのテーマは政治を司る立場の人の話か。今、やってることは全く駄目だね(笑)。机の上でいくら考えたって空っぽに決まっている。上のリンク先のサッカー少女・にんにんちゃんのように、チームの人材不足でも相手と向き合っていく姿勢と周辺視が貴重だ。KY内閣はいつまで続くんだろう?    
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4 コメント

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Unknown (ree)
2012-10-09 00:24:26
取り上げて頂いてありがとうございます。
すっごいうれしいです。

親ばかではありますが、娘はよく周りを見てプレイ出来ている方だと思いますし、一番プラスになっているのはダンスで得たリズム感だと。
スポーツってリズム感もあるんですよね。

こちらではフットボールが盛んですが、プロ選手の中にバレエを習っている人も多いんですよ。
柔軟性とリズム感を養うためなんですって。
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ree さんへ (小父さん)
2012-10-09 12:43:43
コラムをぼーっと読んでいたら、ふとにんにんちゃんを思い浮かべました。
彼女はスナップ写真を見ているだけでも、上手に感じますよ。

へーっ、サッカーやフットボールがダンスやバレーとの共通点があるんですか!
面白いです。
それに宮本武蔵の目の使い方まで共通するとは。
にんにんちゃんは、いろんなことをやられますが、
サッカーに興味を持ち続けるといいですね。
返信する
おはようございます (はちきんイジー)
2012-10-09 23:57:55
視覚をとうして
脳に情報が入る
その時に心の目がどうかかわるか でしょうか
武術をした事はないですが
そう考えてもゾクゾクしますね
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はちきんイジー さんへ (小父さん)
2012-10-10 00:21:24
私も剣道の経験はないんですよ。

でも、中村俊輔選手の「ぼんやりした見方で、視線をあまり動かさず、それでいて広い視野を確保している」って分かり易いですね。

アメリカンフットボールでもこれと同じような動作があるんではないですか!

予知、予測、推理、勘みたいなものでしょうか。
右に蹴るか左に蹴るかは賭けでもあるんでしょう。
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