渋谷・ハチ公が「部屋の中」へ / 毎日新聞

1日限りのアート作品となったJR渋谷駅前のハチ公像＝東京都渋谷区で2023年11月12日午前6時59分、藤井達也撮影

お疲れ渋谷のハチ公、部屋の中でお休み　1日限定アートイベント

毎日新聞 2023/11/12 11:56

　主人の死後も帰りを待ち続けた秋田犬「忠犬ハチ公」の生誕100年を記念して12日、東京・渋谷駅前のハチ公像の周りに一日限定の部屋が設けられた。渋谷芸術祭（12日まで）の一環で、ハチ公は「屋内」でつかの間の休息を取る形となった。

　手がけたのは現代アーティストの西野達さん（63）。1934年に初代の銅像（戦時中に金属供出）が作られてから約90年間、外に居続けるハチ公を休ませようと企画した。部屋にはベッドやソファ、ランプが置かれており、淡いピンク色の壁紙には、ハチ公が主人を待っていた当時の渋谷駅などが描かれている。

　組み立て作業は午前1時ごろから始まり、午前6時過ぎにはハチ公像の周りに約6畳の寝室が登場。ベッドの上にハチ公が座る空間が完成した。西野さんは「暖かいベットの上で喜んでいると思う。ハチ公にお疲れさまと言いたい」と話した。

　2代目の銅像を制作した安藤士（たけし）さん（2019年死去）の長女淳子さんは、イベントを見守り「ハチ公が渋谷の街を見続ける中で、初代が戦争で持っていかれるという悲しいこともあった。二度と起きないよう、ハチ公像は平和の象徴であってほしい」と望んでいた。

　展示は12日午後10時までで、13日朝には普段のハチ公像に戻る。【小林遥】


　
1日限りのアート作品となったJR渋谷駅前のハチ公像をデザインした西野達さん＝東京都渋谷区で2023年11月12日午前7時、藤井達也撮影

　

2023年11月12日午前6時54分、藤井達也撮影


2023年11月12日午前7時21分、藤井達也撮影　



2023年11月12日午前6時59分、藤井達也撮影　
MAINICHI PHOTOGRAPHY　2023/11/12 09:33　から

　渋谷って次から次に話題が盛りだくさんだね！私が20歳の頃に中学の同窓生と喫茶でコーヒーを飲んでいた時、友人が「ほら、ビルの中に電車が入っていくだろう！」と紹介してくれたし（笑）、2011年に出掛けた時はスクランブル交差点をコンデジで動画撮影したね(笑)。そして現在は摩天楼化いているようだし、まさかどこかの国みたいに超高層ビルの建設が途中で放置されることはないだろうが、若者も集まってくるはずだ。私も次に生まれてきたら「ハチ公」になりたいな。