ストーリー
アメリカの古代言語学者ポロック(グレゴリー・ペック)は、イギリスに派遣され、オックスフォード大学で、静かな学究生活をおくっていた。ある日、彼は、中東の某国の首相イエーナと、その部下の駐英大使ルフティに突然、大学の構内から連れだされた。そして彼らは、同国人の石油王ベシュラービのことを話し、秘密文書の翻訳の件で彼が近づいてきたら、彼の行動をスパイしてほしいと頼んだ。案の定ベシュラービから連絡があり、ポロックは彼の邸宅で、象形文字で書いた、秘密文書の翻訳を始めた。
仕事が終えぬうちは、邸から出てはならぬと脅迫されながら……。彼の前に、ベシュラービの情婦とおぼしき美しい女性ヤスミン(ソフィア・ローレン)が現われ、仕事が終わったら殺されるから、早く手をひくようにと、言うのだった。ポロックは秘密の文書をキャンデーの包紙に包んで隠しヤスミンと邸を脱出した。~ MOVIE WALKER PRESS から
アラベスク(Arabesque)って「アラビア風意匠の、唐草模様」という意味だって、今日初めて知った(汗)。このスリラー映画20歳の頃福岡で観たから、実に55年ぶりだが、全く古さを感じないね。現代と大きく違うのは携帯電話がないことくらいかな?(笑)。誰がスパイで誰を信用していいのか最後の最後まで全く分からない、どんでん返しの繰り返し。映像も綺麗だが、ソフィア・ローレンお婆ちゃんの魅了的なこと(笑)、近年も時たま目にするからこんなに魅力的だったんだと感心する。衣裳はクリスチャン・ディオールが担当したんだって。グレゴリー・ペックは何回殺されかけたかな?まるで007の映画を観ているみたい!いやー、思っていた通り、手に汗を握りながら楽しんだ。最高!
007を始め、当時はスパイサスペンスが流行っていてこの映画もその流れに乗ったものでしたね。
それにしてもグレゴリー・ペックとソフィア・ローレンの組み合わせは重量感たっぷりですね。
この映画の頃はいわゆる大物俳優が群雄割拠した時代でしたが、当時の大物俳優を重量級とするならば今は中量級しかいないような気がします。
そうでしかか!
私は、なんだか綺麗な映画だったな、もう一度観たいと思っていた作品だったので満足でしました(笑)
>007を始め、当時はスパイサスペンスが流行っていて
007のゴールドフィンガーでオッドジョブ役の - ハロルド坂田をジェームズボンドが高圧電流を使ってやつけるシーンがそっくりだな、なんて思いました(笑)
>それにしてもグレゴリー・ペックとソフィア・ローレンの組み合わせは重量感たっぷりですね。
そんなところが肌感覚では分かっていないんです。
ありゃ、2022年05月22日に載せた「徹子の部屋_追悼マルチェロ・マストロヤンニ(ゲスト:淀川長治)」の(You Tubeは停止されていました)でマストロヤンニが「ソフィア・ローレンは大女優だってんでお高くとまっていた」なんて聞いて印象に残りましたが。
>大物俳優が群雄割拠した時代でしたが、当時の大物俳優を重量級とするならば今は中量級しかいないような気がします。
いいことをお聞きしました。
検索したら「もしかして: ストーリー記憶」と出てきました。
>ソフィア・ローレンに見入ってしまったことしか覚えていないです。
彼女のこと、たぶん小学生時代から10歳上の姉が映画雑誌の「スクリーン」とか「映画の友」を見ていたのでよ~く知っているんですよ。
「しわが増えるから、もう笑わない」なんて発言も覚えています。
ところが久しぶりにこの映画を観ると、ファッション共々魅力的でしたね。
なるほど大スターだと思ったわけです。
今話題になっている1970年のイタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国のドラマ映画『ひまわり』やブロードウェイ・ミュージカルを映画化した2009年のアメリカ映画『NINE』とは別人でした。
衣装も素敵だと思ったら、ブログを書く段階でクリスチャン・ディオールのことを知りました。
ごーさんもいろんなことを学ばれていますね。
写真もお上手なはずです。