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白隠禅師の延命十句観音経

2018年08月30日 11時21分06秒 | 慈しみと悲しみと

           福岡県太宰府市 観世音寺 聖観音菩薩立像 

白隠禅師が残したとされる延命十句観音経霊験記。いくつもの現代語訳と経文の詳細な解説があるが、そのうちすべての存在は、因縁によって成り立っているという考え方に賛同して、延命十句観音経を読誦する。

全部で十句、四十二文字と短いが、その功徳は計り知れないものがあるとされている。

観世音(かんぜーおん)  

観世音菩薩さまに帰依します。

南無仏(なーむーぶつ) 

仏さまに帰依します。

与仏有因(よーぶつうーいん)

私たちは諸仏と同じ因で結ばれ

与仏有縁(よーぶつうーえん)

同じ縁で結ばれています。

仏法僧縁(ぶっぽうそうえん)

仏法僧という三宝とも、また同じ縁で結ばれているのです。

常楽我浄(じょうらくがーじょう)

諸仏菩薩の悟りの世界は、いつまでも変わらず常であり、苦がなく楽であり、主体的であり、浄らかなものです。

朝念観世音(ちょうねんかんぜーおん) 

朝に観世音菩薩を念じ

暮念観世音(ぼーねんかんぜーおん)

夕に観世音菩薩を念ずることによって

念念従心起(ねんねんじゅうしんきー)

一念一念は、観世音菩薩の心、仏心より起こったものとなり 念念不離心(ねんねんふーりーしん) 一念一念は、観世音菩薩の心、仏心を離れなくなってくるのです。


毎日般若心経を暗誦しているが、この十句観音経も短くて覚えやすいので暗誦できるようにしたい。

どんなお経も無心になって念ずれば、自然と心が軽くなりスーッとする。仏像の前で合掌するだけで心が和らぐのと同じである。






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