聖徳太子親筆憲法十七条は604年4月3日に、どのような状況下で制定されたのかを
思う時、後の世の中の人々への遥かな想いと清らかな愛国心を想像することが出来ます
そして、21世紀の今も世界的にも高く評価され、未来日本国へと引き継がれて行くのです。
しかしながら、19世紀末、日本は西欧文明と接触した結果、明治新政府の初代文部大臣
森有礼(ありのり)は、日本語を劣った言語と考え、母語である日本語を廃止し、外国語を
日本人の国語とすべきであると主張しました 森有礼は、文化変容を発症して
いたのですが、 帝国憲法発布の当日に 暗殺されてしまいました (1889年)
19世紀の西欧では、言語を、「孤立語」 「屈折語」 「膠着語」 「抱合語」 に分類し、
言語は、孤立語から膠着語へ、膠着語から屈折語へと進化するものと考えられて
いました 現在では、そのような言語進化論は否定されています
古代ギリシャの文明からスタートした西欧文明ですが、すでにスタート時に
唯物論はありました 古代の中国やインドの文明にも、唯物論は
ありました 変化し進展して来た西欧文明の本質を言い当てた言葉として、『 歩みだけが
重要である 歩みこそ継続するものごとであり、目的地ではないからである 』
日本語の「あゆむ」とは、アは足のこと、ユムとは、読む(数える)の転から成るとする説があります。
それは、日本語の暦こよみが日読(かよみ)一年の中の一日一日の行事や吉凶を読むに由来と似てます。
サン=テグジュペリ(1900~1944) 日本の文明の本質も歩みである歴史
であるでしょう日本のある地方では、冬の夜空に輝く オリオン星座を源氏と平家の歩みとし
て、子供達に教えていますその国の歩みは、その国の国家統治に他ならない。そして、十七条憲法から
自由と公正と真実を伝えることを託されていたと考えられます 自由の継続とは、「生きるため
に食べるのであって、食べるために生きるのではない」とする数学的な論理性に基づく日常であり、
昔からの日常(every day)であり、現在の多文化共生の文明
世界に至るまで共有されている普遍的価値観です 自由を実現し、維持するためには、道理が
We- eat- to- live,not live to eat. 世の中に満たされることが必須であり、政府は7
Two things awe me most,the starry sky above me and the moral law within me. Immanuel Kant (1724~1804)
「我が上空に輝く星空と我が内なる道徳律、我はこの二つに対して畏敬の念を抱く」イマヌエル・カント
「歴史は繰り返す」ことから、遥かな昔、日本人がどのように自由を獲得したか来し方行く末を思います。