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資料a4450 首相官邸等への投稿メール原文

2016-04-19 14:16:54 | 原発関連

 

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 資料a4450 首相官邸等への投稿メール原文

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(No.12)

 

森下直路氏 

 (略歴)

 現職: 芝浦工業大学特別講師

 職歴:シンガー社極東事務所支配人、三菱プレシジョン(株)取締役、 

     (株)富士ダイナミックス技術センター顧問、 三菱電機鎌倉製作所顧問

  (住所、電話番号、E-mail記述を削除した。2016・4・21荒井)

a4440

(No.12

 首相官邸への手紙として 2011/4/7付け

 森下様のご略歴と連絡先に続いて、「大災害に直面して」を送りました。字数の制限から 勝手ながら、具体的なご提案の第三から第七の5項目にまとめさせていただきましたのでご了承ください。(以下は原文のものです)

なお、「あらいやすまさ実験絵画工房」http://arai.art.coocan.jp/index.htm

 

 

 

  大災害に直面して              

森下 直路 

 

 先ずは、平成23年3月11日に発生した東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、罹災された方々に衷心からのお見舞いを申し上げると同時に、大被害を受けた福島第一原子力発電所の危機管理が上手く行くようにお祈り致します。 

さて、我が国はこの未曾有の大災害により大変な事態に巻き込まれ、何もかも失って途方に呉れた多数の方々が寒波と空腹に見舞われた様子をテレビで目の当りにして涙が止まりませんが、嘆いていても詮方ないので、度重なる余震や、計画停電に脅かされながら拙い筆をとりました。

第一に、82.75歳の非力な老人に何が出来るかを考えてみました。しかし、現地に出向いて罹災者救援のお手伝いをしようにも、かえって先方のあしでまどいになるので、義援金箱に貧者の一灯を入れると同時に、先ず自分自身が人様の迷惑にならないように、会合などに出かけるときは、携帯電話(これは使い物になりませんでしたね)、水、手ぬぐい、マスク、クラッカー、のど飴、医薬品、手回しの発電機付ラジオ・懐中電灯、折りたたみ式傘などをリュックに入れて両手をフリーにし、頭髪が薄いので防空頭巾(!?)を被って(まさか)“臨戦態勢”で歩く事にしました。

第二に、福島第一原子力発電所の危機回避が出来るまで、安物の焼酎での晩酌を絶つことにしました。

第三に、以前から考えていた“大地震発生予防法”(!?)をもう一度見直すことにしました。この方法は、我が国近海での重なり合ったプレート付近で地球深部探査船“ちきゅう”と、有人潜水調査船“しんかい6500”を使用して、TNT爆薬をプレートに仕掛けて時々爆発させ、溜まったエネルギーを少しずつ“ガス抜き”する案です。これに関しては、多方面から反対意見が出そうなので、現時点では差し控えております(!?)。

第四は、大津波撃退用防波堤の設計です。今までの防波堤は、港湾又は河口付近に垂直に立てられた構造でしたが、小生の考えているのは、沖合に向かって弓なりに曲がって建設される防波堤です。今回のように大地震が海中で起きて高さ10メートル以上の大津波が発生しても、水位が下がった海岸に迫ってくる大津波の最先端の波高は低く、この海水の先端部が弓なりに反った防波堤に駆け上って後から来る津波を直撃してそのエネルギーをある程度打ち消すかもしれない仕組みです。この案は、水槽実験をしてみれば分かる事ですが、まだ手をつけていません。

第五は、津波に強いエネルギー自立型洋上防災基地を我が国の沿岸に24基設置する提案です。この防災基地群の提案は、小生が4年前まで特別講師として芝浦工業大学の大宮キャンパスにあった工学部に勤務していた時に、同大學、足利工業大学、日本大学の先生達や、(独)港湾空港技術研究所の方々、そしてIHIなどの重工業関連のエンジ二ヤーと共に提案していたものです。これら大型洋上基地は、地震帯、沿岸航路、漁場、海流、水深、防衛、人口密度などを勘案して沖合に建設されるもので、食料、水、燃料、医薬品、大型ブルドーザー、無人大型放水車、その他の災害復興資材等を備蓄し、上陸用舟艇並みの緊急輸送手段を備えた洋上防災基地として利用されるのみならず、津波の監視、深層水利用の大型養殖場、海難救助の支援前進基地、海水・海底資源の開発や、水素を生産する宇宙エネルギー利用システム(SSPS)の洋上基地、沿岸警備や防空基地などに利用されるものです。しかし、この提案は残念ながら、今回の未曾有の大災害には間に合いませんでした。

第六は、“発表の技術に関する日本人の再教育”です。プロのアナウンサーはともかくとして、日本人の発表の技術は実に下手で、普段からもっと発表の技術に磨きをかけておくべきです。なにしろ重大発表をする時の素人の発言には、全く無意味な“エーアー”が多すぎます。恋をささやく時に恋人に対して“エーアー”はいわないと思いますがね。

第七は、戦時中唱えられた“贅沢は敵だ”の見直しです。この度の大災害が起きるまでは、無防備な国土に生活する我々日本人は極めて贅沢な生活に慣れすぎていました。デパ地下には、ありとあらゆる贅沢で雅やかな食べ物が並び、銀座のショーウインドウには、外国製の高価な衣服が陳列されているのに、一方では、生活苦に悩まされている多数の方がおられ、若者には職も無く、政治家は国会で足の引っ張り合いばかりしていましたが、ここにきて大自然から平和呆けしていた小生を含む日本人に警告が下され、御陰様で、お互いに助け会う気持ちになりつつありますので、この機会を捉えて、“夢”と“ゆとり”と“思い遣り”の精神を持って災害に見舞われた方々を支援すると共に、我が国の健全なる再構築方法を皆さんと共に考えたいと存じます。

 

 

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