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資料a4420 首相官邸等への投稿メール原文

2016-04-19 14:34:21 | 原発関連

 

資料a4420  首相官邸等への投稿メール原文

 

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テーマ : 福島原発の件~問題究明のポイントは なぜそこに水素があるかです。

 

ご意見・ご要望 :

 おはようございます。荒井康全(上席化学工学技士 1938生)です。毎日ご苦労様です。以下は私のメモです。====菅総理が昨日、一週間ぶりで記者会見しましたね。

かれは ともかく自分のあたまで考えた痕跡があるように思います。日経あたりの記事でも 「なまじ 科学知識があるためにぼろを出さないよう」ということ、「再臨界って、なに?」と聞き返し まわりを慌てさせたことがでています。「安全委員会」や「東電」以外の「セカンドオピニオン」がほしいとも言っています。記事は消極的イメージで書いていますが、記者もわかっていないようにおもいました。肝心なのは やはり なぜ そこに水素があるかということに 第一の疑問を見抜いているとおもいます。

それは、当初の報道では首相が 再臨界って?とあらためて聞き正していることで彼の関心のコアが

あるようにおもいました。 今回の福島原子炉事故に共通の機構の仮説を5つだしてみます。

仮説1.冷却水系の停止による燃料棒水面から上部への露出。~ 燃料からの熱流(熱フラックス)が燃料棒自体を熱溶解させてしまた。さらに炉系内に水蒸気を充満させ 系内全体の圧力を上昇させた。

仮説2.これによる水蒸気爆発。~水滴突沸で周囲近辺をさらに急上昇さえ、この高温・高圧状態による急膨張(建屋などの)暴発破裂をおこした。水自体の熱分解の連鎖伴うと云う説もあるが定説はないようだ。 

仮説3.被覆材の欠損による核燃焼の継続~物理的外力(地震)もしくは熱的欠損による燃料漏えいと溶出、それによる核分裂反応継続反応の継続もしくは再燃焼(つまり再臨界)。

仮説4.制御棒が亀裂、欠損してレールに相当するところでいわば脱線状態、~制御室では制御棒が所定で収まっているという信号をしているが、実は 誤った信号であった。そして状態が確認されていない、あるいはし得ないでいる。

仮説5.上記、冷却水系、被覆材系、制御棒系、の単独乃至は複合により生成水素と酸素の最反応による爆発。~局部異常高温と高圧により、近傍の局部が高温となり水の分解反応をおこす状態になり、これにより生成した水素と酸素により、燃焼反応で再爆発した。

仮説6.仮説5.での金属酸化反応と水分解反応では そもに吸熱反応(確かめる必要があるが)と思います。

~そうすると 原子炉系は 温度が一旦下がるのではないでしょうか。そして 水素生成爆発。つまり温度が下がったことが単純に安心できない。

目下は上記仮説1と3で燃料被覆材金属ジルカロイとの金属酸化反応から発した水素が共通見解でとおっているようです。

私の見解は、上記仮説1からい6までについて きちんと検討して 優先順位をつけた防災作戦を明らかにし、実施していくことが必要です。 これは実験次元を越えた作戦ですが、あくまでも科学実験的センスが必要であることは論を待ちません。

問題のカギは やはり 水素の生成根拠を究明することに尽きるとおもいます。さらにそれを決めるのは 局部が達したであろう極限温度と圧力の究明にあると考えます。

ここまで書いてきて、首相官邸が「再臨界ってなに?」という自問をされたことは

総理は本質を読んだとおもいました。以上。

 

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