朝日記241126 レヴィ=ストロースと構造主義についてとわたくしの所見と今日の絵
構造主義についての解説を聞いて刺激をうけたので以下にご紹介と講義コメントとして投稿した私の所感を掲載します。思考の糸のこんがかりをちょっと解きはじめるきっかけとして刺激になりました。
【構造主義入門】レヴィ=ストロースと構造主義について解説【哲学の最先端】
https://www.youtube.com/watch?v=qhRkS3q9n8I
徒然こと 私が投稿した所見
直観として再度カントの「理性の法廷」にたつべきではないかと思いださせてくれました。noumenon思弁系(理念)とphenomenon現象系(概念)とに認識系をおき、それぞれのboundary境界に焦点をあててみる。思弁系との境界は考える側が仕切った境界、つまり超越との思考のための境界です。現象系との境界は人間思考と接する現実つまり自然系との思考境界です。もう一つの境界は思弁系と現象系との境界です。カントの哲学はみごとに人間理性の世界地図の構造を提案してくれたと理解します。構造主義は現象系からの精査としての現地調査の結果から現象系への認識概念を一歩すすめてくれた貢献が大きいとおもいます。かれは現象系から思弁系へと概念機能つまり一段うえの観念を提唱したのだとおもいます。 これが構造です。カントはそれらの活動を彼の判断批判で論を展開していてこれは科学主義への啓蒙となったと理解できます。しかしカントはたとえば現象系で具体的になにが、どのようにというまさに「現象」と人間との関係をつぶさに提示するにはすでに老いの限界に入っていたとみています。後期カント派のひとたちはこれを引き継いだとみています。キルケゴールは読んでいないので御説のとおりとおもいますが、フッサールやハイデガーに至る実存哲学は、カントの世界地図原図をもとにしていると見ないわけにいかない。この意味でカントは思考の共通土俵をあたえてくれたとおもいます。自分としての、そして自分たちとして接するものごとの存在了解、それをとらえる自身としての現存在への問題意識の切り替えが意味あるものとして提示したと考えます。構造主義は認識論の重要な系譜とみると思考の発展があるのではないでしょうか。自由意志があるかいなかの問いはその定義によるので注意が必要であるとおもう。カントの四つのアンチノミー(二律背反)に立ち帰ることも大切とおもいます。この辺を御講義いただけるとありがたいです。二分法をつかっての講義内容の視覚化すばらしいですね。ありがとうございました。楽しみに受講します。
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