テレビで嘉義農林について話していた。嘉義農林は第17回全国中等学校優勝野球大会に台湾代表として出場し、準優勝した学校である。近藤兵太郎さんは監督として嘉義農林を準優勝に導いた人である。嘉義農林チームは本土3人、台湾2人、高砂族4人のチームで、異なる民族が一つの球を追うことで一体となり感動を呼び起こした。菊池寛が「僕は嘉義農林が神奈川商工と戦った時から嘉義びいきになった。内地人、本島人、高砂族という変わった人種が同じ目的のため共同し努力しておるという事が何となく涙ぐましい感じを起こさせる。実際甲子園に来て見るとファンの大部分は嘉義びいきだ」と言っている。近藤監督は面白いことを言っている。「球(たま)は霊(たま)なり、霊正しからば球また正し」これこそ日本の心だ。心を正しくして物事に取り組め、そういうことだ。もう一つ「生徒を殴る先生がいるがそれは言葉が足りないのだ」。スパルタと言われた監督が選手を殴ったことがないそうだ。その理由がこの言葉だ。そして弱小チームを全国大会で準優勝に導いた。尊敬せざるを得ない。
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