一応の決着。

　会社にはガルペで向かいました。借りていた制服がかなりの量だったため、足の状態を考えると、駅までのと駅からの徒歩もはばかられたので。埼玉の自宅と東京の会社は30キロほど離れているんですが、天気もいいし、最高のドライヴ日和。

　出せの、出せるの、出せないの。でんでん虫の角や槍じゃあるまいし、はっきりしない。じゃあ保険事務所に電話して訊いてみましょうという事になり、要するに、離職証明書そのものについて、なんやかんや言い合ってはみたものの、むこうもこっちも詳しく知らなかった事が原因で、保険事務所の言う事にゃ、今月一日に病院で保険証を見せているので、とりあえず今月はそのまま失効した保険証を使ってもらってあとは事後の事務手続きでどうにでもなるという事になりました。本当のこんなのでいいのかしら。

　んで、お世話になりました、と言って事務所を後にし、帰りのドライヴ。

一応の決着を見て、これで晴れて無職の身。フリーだ。まるで旅をしている気分でした。（このままどこか遠くに行きたい。知らない街を歩いてみたい・・・・・・）すると、

『500メートル先を、右です』と、ナビ。そうかそうか、と、言われた通りに。

『その先を斜め右です』そうかそうか、と、右斜めに。

『一キロ先を、左折します』おぉ、そうかそうか、行きとずいぶん道が違うね・・・・・・。

と思ってよく地図を見たら、ナビはどんどん関越道に導いている。このままどこかに行きたいという私の心を察したか？

　しかし、無職の私は高速料金すら持っていない。財布の中はじゃり銭ばかりでどうしようもない。とうぜんetcカードもない。

　おお、ナビよ。気持ちはありがたいが、今日はそのまま下道で家まで帰ろうぜ。腹も減ったし。とナビを宥めて、一般道を進むと、『ルート計算中』と出てしばらくすると、『その先、斜め右です』と、新しいルートを案内し始めた。おお、わかってくれたか。ありがとう。そう思っていたら、どうやらぐるりと一周してまあ高速の入口を案内している。

　いやいや、違うんだよ。ナビ、私は早く帰りたいんだよ。車の運転してても、だんだん足が痛くなってくるし、妻もご飯を作って待っているかもしれないし。と、そのルートをまた無視すると。また『ルート計算中』と。

『500メートル先を左です』と、見るとまた高速の入口を案内するナビ。

　しつこいよ！東京から埼玉ぐらい高速を使う必要なんかないんだよ。逆に遠回りなんだよ。と、ルートを無視。

　『ルート計算中』・・・・・・。『その先すぐを右、続いて左です』

　だから、それじゃあ戻っちゃうでしょ関越道に。乗らないの。高速は！！

と、さんざんやった挙句、よく見ると一般道優先、というボタンがある。あ、これを設定すればよかったのか。知らなかった。

ごめんな、ナビ。一生懸命ナビってくれたのに。

今週土曜、期限が切れた健康保険証をもって接骨院に行きたいと思います。

　これは東京までお散歩に行った帰りに、近所のスギ薬局に停まった、今日の　ガルペ