ん? 大人しくなったかな……。って、ふと思いました。
以前ココで書いた記事が読めるじゃないですか。アーカイブで。それは確かに、昔の私が書いた文章。
その当時は今よりもずっと苦しい環境にあって、収入もなく、就職のめどもなく、
手術には金も時間もかかりどうしようか、手術する? それとも我慢する?
そんなクレイジーな判断を大真面目に考えていたころの私の性格は、記事から見ると今よりも狂暴な気がするんです。
前途多難なのはわかるけど、どうしていいかわからないし、どうしようもない。そんな状況で一番、本能的に危惧していたのはやっぱり、気分が塞ぐこと。
気が塞ぐとね、健康であっても何も出来なくなるじゃないですか。それを警戒して、きっと狂暴スイッチがオンになっていたのかもしれません。
それから比べると……。
今は多少とはいえ収入もあって、毎日仕事をしているという自覚もあって、その些少の収入でできる生活の、こまごまとした対策も具体的にめどが立ち、
気付くとずいぶん小さくまとまってしまったんじゃないか……。
現実と真実は違う! なんてことをテーマに自信満々で描いた小説が門前払いを喰らい、おのれの表現力に疑問符が付くなか、何が足りなかった? いや、何が受けなかった? いや、何がいけなかった?と、ようやく謙虚に受け止められるようになりつつもやはり、自信と健康の隙間に、妙に細かな現実の粉が入り込んで痛い。心の可動域が小さくなっていく。
今日の土曜日は急遽、休みになりました。もうこうなると明らかに、コロナのせいです。
もともと、そんなに性格がいい、優しい人間じゃないので、うさ、くさ、に対しては以前の様にガツガツ感情をあらわにしていきたいと思うんです。
もちろんそれは他人にたいしてだけじゃないですよ。一番だらしがないのは、それがせいで一番自分を苦しめているのは間違いなく、この、己という厄介な臆病者だ。
どうしたボーイ! 全世界の死んだ目をした少年少女!
世界はお前なんか見ちゃいないぜ! 興味ないってさ! 当たり前のことだ。
だから視界に己の体をねじ込んでやるんだよ。いやーな顔されてもさ、かんけーねーし。
お前なんか小さ過ぎて、きっと鉄砲の弾も当たりゃしないさ!
入り口を探すな! ねじ込んでけ!