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今日の株式見通し=軟調、米エヌビディア株安を嫌気 半導体関連に逆風
[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きが見込まれる。市場で注目された米エヌビディアの決算発表後に同社株は時間外取引で下落しており、半導体関連やハイテク株を中心に嫌気した売りが先行するとみられる。一方、内容自体は悪くないとの受け止めもあり、下値では押し目買いが支えになるとみられる。
日経平均の予想レンジは3万7800円─3万8000円。
NVIDIA株、時間外取引で一時8%安 荒い値動きに
【ニューヨーク=斉藤雄太】米半導体大手エヌビディアが28日発表した2024年5〜7月期決算を受け、同社の株価は時間外取引で一時、28日終値比8%安になった。売上高や純利益は市場予想を上回ったが、これまでの株高で過熱感が出ていたこともあり、市場では当初売りが先行した。
同社株は時間外取引で急落後、1%安程度まで下げ幅を縮める場面もあった。投資家の思惑が交錯し、荒い値動きになっている。
人工知能(AI)向け半導体メーカー大手エヌビディアが28日に示した売上高見通しは、最も楽観的な市場予想を下回った。爆発的な成長が衰えるとの懸念をあおった。
発表資料によると、8-10月(第3四半期)第3四半期の売上高は325億ドル前後になる見通し。アナリストの予想平均は319億ドルだったが、一部では379億ドルに上るとの見方もあった。5-7月(第2四半期)の売上高は市場予想を上回った。