下部食道括約筋とは
下部食道括約筋(LES)とは、食道と胃の境目にある筋肉で、胃の内容物が食道に逆流しないように働いています。
働き
- 食道が働いていないときは、下部食道括約筋が閉じて胃の内容物が逆流しないようにします。
- 食べものを飲み込むと、下部食道括約筋が緩んで噴門が開き、食べものが胃に入ります。
逆流性食道炎
下部食道括約筋が緩むと、胃酸や食べたものが逆流しやすくなり、逆流性食道炎を引き起こします。逆流性食道炎の症状には、胸やけ、胸やみぞおちの痛み、酸っぱいものが上がってくる、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳などがあります。
逆流の原因
- 加齢による変化
- 胃内圧の上昇(食べ過ぎ、早食いなど)
- 腹圧の上昇(肥満、衣服による締め付けなど)
- 高脂肪食
- お薬の副作用(喘息や心臓の病気、血圧のお薬など)
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