ケイ素(シリカ)とホウ素(ボロン)・・・必須ミネラル 関節痛の緩和
お肌美人と関節痛の緩和・認知症予防・骨粗しょう症予防
ケイ素(シリカ)とホウ素(ボロン)は
厚生労働省の食事摂取基準には含まれていませんが、
米国の食事摂取基準に含まれるミネラルです。
日本が健康栄養学で、残念ながら米国に周回遅れ
でしかないのはこういうところにもあります。
ところが、ケイ素やホウ素のすごい働きを世界に先駆けて
明らかにしたのは日本の研究者で、最近のことです。
2002年に東京大学の藤原徹先生たちが、
生物界でホウ素のトランスポーターを生物界で初めて発見しました。
2006年には岡山大学の馬建鋒教授たちが、
高等生物界でケイ素のトランスポーターを発見しました。
ケイ素とホウ素が人間の必須元素であることは判明してます。
そして、いつもの事ですが、最近になって発見されたもののほうが、
人間の健康に重要な意味を持ちます。
なんせ、今まで分かっていなかったのだから、
重要性が分からず、とりたてて真面目に摂取していなかった。
ケイ素は骨作りにカルシウム以上に働くことが証明されています。
コラーゲン合成にも必要で、皮膚の若さを保つ。
玄米、大麦、大豆、お茶、海藻、ビール、ワインに多い。
ホウ素は骨のカルシウムを増やします。
認知症防止に大きな役割を持つ。
大豆、海藻、野菜、果物に多い。
そして、マグネシウムは糖尿病、メタボ、脳梗塞など、生活習慣病を防ぐ。
便秘や頭痛にも効果的、活性酸素の精製を抑制、
玄米、豆類、にがり、魚介類に多い。
玄米や豆類を否定するサイエンスもありますが、プラス面とマイナス面で、世界の長寿地域で
米と豆を摂取している地域が多いことからすれば、不当な非難を浴びていると判定できそう。
えてして、米や豆を食べるなという食事学者は、ミネラル(マグネシウム・ケイ素・ホウ素など)の
利点を軽視している傾向にあるのか。
ケイ素とホウ素に関する研究は日本が世界をリードしています。
トランスポーターを発見したのは1992年、ピーター・アグリという赤血球の研究者で2003年のノーベル化学賞を受賞しました。比較的新しい発見です。
人間でのホウ素のトランスポーターを見つけたのは2004年、アメリカ人。
若さと健康を保つコラーゲンにもケイ素が必要
コラーゲン不足の背景にケイ素不足が
関節の炎症や変形を修復し痛みをとる効果のあるグルコサミンなどの「ムコ多糖類」にはケイ素がたくさん結合しています。
グルコサミンだけ摂取しても、分解されて、膝にだけ届くということはありえません。
加齢と共に、皮膚中のケイ素は減ります。
老化現象では「ムコ多糖類」が減って、皮膚のたるみや膝関節などの痛みが出てきます。
これには当然、ケイ素の減少もからんでいます。
ケイ素でお肌美人になったと喜ぶ動画がYouTube上でも見られますが、ケイ素で関節痛が軽くなることも当然想定されます。
玄米、大麦、大豆、お茶、海藻、ビール、ワインに多い。
酸化防止剤の入っていないワインとか、発泡酒でないビール、玄米、大豆、海藻、お茶を摂取する人に関節痛の人は少ないですか?
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