パソコン悪戦苦闘記録

Linuxの世界の独特の言い回し「展開」

 最近、Linux Ubuntu のコマンドでPCを動かすのがおもしろくて、週末のたびに楽しんでいます。そのために、Linux コマンドの勉強も、ちょっとずつやっています。

 そうした中で、
   Linux の世界の独特の言葉遣い
   ちょっと変わった言い回し
を知りました。
 「展開」っていう言葉です。

 日常的にLinux を使っている方々からしたら、当たり前すぎて、
  「え?この人、何言ってんの?」
っていう感じだと思います。けど、素人の私からすると、新鮮な言葉でした。

 「展開」とは・・・・、 
 Linux のシェルが、「*」や「 ?」などの特別な記号(メタキャラクタ)を、他の文字列に置き換えることを指します。その機能のことを、展開機能と言います。
 Linux カーネルのインターフェースとなるシェルの機能です。

 特に、「*」や「 ?」などを使ってパス名やファイル名に置き換えることに使うので、そうした場面では「パス名展開」っていう言い方をするようです。
 ls コマンドや、cp コマンドの引数に、複数のファイル名を指定するときの、その場面での言葉です。





 Windowsの世界、VBA などでも、同じように「*」や「 ?」を使います。けど、VBAでは、そうしたワイルドカードをコード中に記述することによって、ワイルドカードに当てはまる文字列を拾い集めるといったイメージが強いように思います(まったくもって個人的な、勝手なイメージです。)。

 それに対し、Linuxの世界では、「*」や「 ?」を記述することによって、それに当てはまる文字列に広げていく、っていうイメージを持ちました。そうした意味で、「展開」っていう言葉を使うのではなかろうか、と思っています(これも、私自身の勝手なイメージです。)。

 VBAの世界では、ワイルドカードに当てはまる文字列を拾い集める(内側に向かう方向
 対して、Linuxのシェルの世界では、ワイルドカードを、それに当てはまる文字列に広げていく(外側に向かう方向
っていうイメージです。

 私が言わんとすること、伝わりますでしょうか?
 何となく何が言いたいのか、ニュアンスだけでも分かっていただけますでしょうか。

 ただ、言葉遣いが違うだけで、VBAでもLinuxシェルでも「*」や「 ?」の機能に違いはない、とは思いますけどね。




それでは、また次の記事で
goosyun

コメント一覧

goosyun
pemo2 さん
 ご賛同、ありがとうございました。
 「foreach()」での処理、まだ知りません。
 勉強します。

 「パス補完」という表現、なるほどです。
pemo2
「展開」に対して「うんうん」と頷いてしまいました。
Cシェルスクリプト中でも、ワイルドカードを使ったパス展開は、リスト形式で展開されて、「foreach()」で処理したりしますよね。

そうかぁ、Windowsだと「パス補完」という考えなんですかね?
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