これほど頻繁に利用しているソフトなのに、それでも、まだまだ知らない機能がたくさんあります。
フルバージョンの Photoshop に比べたら、Elements は搭載されている機能は、かなり絞られています。それにもかかわらず、とても全部は使いこなせないものです。
使っていく中で、「ほぉ、こういうこともできるんだ。」ってことに、よく出会います。だからこのソフトは楽しく、なかなか飽きません。新たな使い方を身につけた上で、画像が完成すると、それなりに満足できます。
昨日も、Photoshop Elements を操作していて、
「へぇ~、そうだったのか。」
と、新しい発見がありました。文字の傾斜、回転です。
画像中に文字(テキスト)を挿入するには、文字ツールを使用します。
文字ツールで挿入した文字は、自由にテキスト編集、また拡大、縮小が可能です。
さらに、移動、傾斜・回転もできます。
ただし、移動、回転となると、入力したテキストが一体となって、ひとかたまりの全体で動きます。
一連の文字列の中の一文字だけを移動させたり、回転させたりすることはできません。
そのため、これまでは、移動、回転させようとする文字については、他のテキストとは別に、独立のテキストとして入力していました。
ところが、独立のテキストとしなくても、一連の文字列を保ったまま、一文字だけを移動、回転させる方法が見つかりました。
その答えは、
「ラスタライズ」です。
ラスタライズすると、図形に変換されるので、もはやテキスト編集はできなくなります。その自由は失われるものの、文字列中の一部分の文字の移動や回転ができるようになります。ですから、文章の手直しなどのテキスト編集をすべて済ませた上で、ラスタライズするといいですね。
ラスタライズ後に、文字列中の一文字を四角形選択ツールや投げなわ選択ツールで選択すれば、その一文字だけ、移動や傾斜をさせたり、回転ができるようになります。
下の画像中に挿入している文字列
「文字の変形」というテキストを見てください。
「の」という一文字が、左回転しています。このようなことができるのです。
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派手さはない、小さな機能ではあるのですが、一つの発見でした。
忘れても、また思い出せるようにと、自分自身への備忘として、ここに書き留めておきます。
なお、上に掲載の画像は、Photoshop Elements を使って編集したものです。
1 高いところから見下ろす町並みの画像
2 手前の岩山頂上に立つ男性の画像
この2つの写真を組み合わせて、合成しました。
◆ 出たばっかりの新バージョン2022
それでは、また次の記事で
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