7台もあると、さすがに、日常的にそのすべてのPCは使いきれません。
そうした中で、本年4月、オープンソースOSの Ubuntu Linux の新しいバージョンがリリースされました。Ubuntu 24.04LTS っていうバージョンです。
リリース直後は、まだバグがあったりなどのトラブル、不具合もあるからと、導入は控えていました。が、リリースから1か月が経過して、2か月目に入ったので、そろそろ、インストールを試してしてみようかという気に、徐々になってきました。
ノートPCが6台もあるのだから、そのうちのどれか1台に入れて、Linuxで遊ぼうというわけです。まだ動くのに、埃をかぶって放置されたままのPCの有効活用にもなります。
これに伴い、そのノートPCに入っているWindows10とは完全におさらばして、Ubuntu Linuxに入れ替えようという計画でした。
ところが、先日、何気にYouTubeを見ていたら、WSL2の導入、インストール手順を分かりやすく紹介する動画が目に留まりました。
WSLとは、
Windows Subsystem for Linux
ウィンドウズ サブシステム フォー リナックス
のことです。
大まかに、ざっくりと言うならば、Windows上でLinuxが動くシステム、仕組みのことです。
ですから、このWSLを活用すれば、WindowsもLinuxも、両方とも1台のPCで動きます。しかも、WindowsとLinuxの切り替えのために、PC再起動など特別な作業は不要です。Windowsアプリ一覧の中にUbuntuのアイコンが出てくるので、まるでWindowsアプリの一つ、という感覚で起動できます。
そのYouTube動画での解説によると、コマンド一つで導入できるとされています。
コマンドを一つ打ち込めば、WSLと、Ubuntuが自動的にインストールされて、使えるようになる、と紹介されています。
この動画で、すっかりその気になり、WSLを入れて、WindowsとUbuntuを共存させる方針に転換しました。Windows10のサポート期間もまだ1年とちょっと残っています。ですから、WSLがうまく入れば、Windows10も最後の最後まで、ギリギリまで使うことができます。
ただ、不安が一つありました。それは、マシンのスペックです。
2つのOSを同時に動作させるわけだから、それなりのスペックが要求されるのではないだろうか、と思ったわけです。
対して、私がWSLを入れようとしているノートPCは、相当に古いマシンです。
FMV-BIBLO NF/G50 という機種で、
ストレージこそSSDに換装済みであるものの、
CPU: 初代Core i3
メモリ: 8GB
と、なんとも心細いスペックです。
せめてメモリ容量だけでも増やせないかと調べてみたら、もうこれが最大容量で、限界です。
ネット情報を探ってみても、WSLに必要なスペックがどれくらいなのか、詳しい説明は出てきません。
ただし、ただしですよ。仮にWSL導入後、動かしてみたらスペック不足で動作が遅く、使い物にならないと分かったとしても、そんときゃ、そんときです。
もし導入後にPCのスペック不足が判明しても、Windows10はきれいさっぱりとあきらめて、Ubuntu を単独で入れればいいだけの話です。
・・・と、そういうわけで、仕事が休みの今日(2024年6月15日)、WSL、Ubuntuのインストール作業をやりました。
インストールは無事に成功し、その作業も実に簡単でした(この関係は、後日、別の記事にまとめるかもしれません)。
そして、インストール後にWSL上のUbuntuを起動させてみました。
さてさて、その結果は? 果たして、動作速度は・・・・・?
はいはい、全く、まぁ~ったく、問題ありませんでした。
起動も速いし、起動後の動作もキビキビしています。
PCのスペック不足の不安は、杞憂に終わりました。初代Core i3 と8GBメモリ、こんなスペックでも十分なことが分かりました。WSLに必要なスペック情報がネットに出ていないのも、この点が問題になることがあまりないことの表れかもしれません。
今後、WSLの導入を考える方にとって、一つの参考事例になれば、と思います。
WSL上でのUbuntuは使えるものかなのかどうか、これから実地に試してみます。WSLの使い心地など、また後日、記事で紹介できればいいな、と考えています。
それでは、また次の記事で。
goosyun
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