「PDFtk」というツールです。
Windows版もあるのですが、私はLinux版を Ubuntu に入れて使っています。
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「PDFtk」については、以前、記事にまとめたことがあります。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
今日(2024年11月23日)、PDFtkを使ってPDFにパスワードを設定しようとしたところ、妙な警告文が出て前に進まないという場面に遭遇しました。
Ubuntuでターミナルを開き、パスワード設定のために、次のコマンドを記述しました。
$ pdftk goosyun.pdf output gooLocked.pdf user_pw "hoge3939"
そうすると、警告文が出て、パスワードが設定されません。
警告文は、英文で、次のとおりです。
Warning: Using a password on the command line interface can be insecure.
Use the keyword PROMPT to supply a password via standard input instead.
Use the keyword PROMPT to supply a password via standard input instead.
VirtualBox上のUbuntuでは警告は出ないのに、WSL2上のUbuntuでは上記の警告文が出ます。環境の違いが原因ではなく、おそらく、バージョンの違いではないかと思われます。
上記の警告文を、Copilotに翻訳してもらいました。
日本語に翻訳すると、次の文章になります。
「警告: コマンドラインインターフェースでパスワードを使用すると、安全性が低下する可能性があります。代わりに、キーワードPROMPTを使用して標準入力からパスワードを入力してください。」
確かに、この警告のとおり、コマンドラインでパスワードを使用することは安全ではありません。おっしゃるとおり、ごもっともな指摘です。
例えば、historyコマンドなどコマンド履歴機能を使えば、他人であっても容易にパスワードが取得できてしまいますから。
コマンドラインにパスワードを記述してはいけないとなれば、ではどうすればよいのか?
この警告の指示に従って、キーワードPROMPTを使用すれば、パスワード設定が可能となります。
具体的には、
$ pdftk goosyun.pdf output gooLocked.pdf user_pw PROMPT
と記述します。
ユーザーパスワードを入力する代わりに、キーワード PROMPT を入力するわけです。
そうすると、次のメッセージのように、pdftk はパスワードの入力を要求してきます。
$ pdftk goosyun.pdf output gooLocked.pdf user_pw PROMPT
Please enter the user password to use on the output PDF.
It can be empty, or have a maximum of 32 characters:
ここに、パスワード「hoge3939」を入力して、Enterキーを押します。
これによって、outputファイル「gooLocked.pdf」が出力され、しかもそのファイルには所定のパスワードが設定されています。
それでは、また次の記事で
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