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中居正広事件と伊藤詩織事件どこが違う~最高裁が元TBS山口敬之を「クソ野郎」認定~

2025-02-09 | 日記
米国アカデミー賞が3月4日、授賞式を行う。
長編ドキュメンタリー部門に伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』がノミネートされている。
伊藤は元TBSライター山口敬之に凌辱されたフリージャーナリスト。
泣き寝入りせず17年5月、都内で顔出し会見。
裁判でも勝訴した勇気ある女性。
その一連のドキュメント映画。

山口は故安倍晋三首相の腰巾着ライターとして知られる。
右系雑誌で重宝される元ワシントン支局長。
マスコミ志望だった伊藤が就活で頼った山口。
それをいいことに酔わせホテルへ連れ込み襲った。
中居スキャンダルを思わせる権力、地位乱用。
中居正広事件と伊藤詩織事件どこが違うのか?
記者とTVプロデューサーで異なるが同じテレビマン。
まさに鬼畜の山口は度重なる裁判で敗訴。
この所業に女性議員が19年12月、かみついた。
大石晃子衆院議員(れいわ新選組共同代表)がつぶやいた。
「伊藤詩織さんに対して計画的な強姦を行った」
「1億円超のスラップ訴訟を伊藤さんに仕掛けた、とことんまで人を暴力で屈服させようとする思い上がったクソ野郎」
これに対し山口は名誉毀損として訴訟。
損害賠償(880万円)とツイートの削除、謝罪文の掲載などを求めた。
最高裁(安浪亮介裁判長)が6日、「クソ野郎」山口を認定した。
高裁判決に不服で上告していた山口をはねつけた。
「前提の事実について真実である。その証明があり、意見、論評の域を逸脱していない。クソ野郎の表現が社会通念の限度を超える侮辱行為に当たらない」
東京高裁の24年3月の判決が確定した。
誰にでも言ってるわけではない
▼大石晃子衆院議員「クソ野郎っていう表現が、誰にでも言っていいわけではない。伊藤詩織さんに対し、性加害を行ったこと。その伊藤さんに(山口は)1億円を超えるスラップ訴訟を提起しかけたこと。それに対してクソ野郎と強い言葉で非難した。一般の方を捕まえてクソ野郎と言ったわけではない」
【伊藤詩織事件あらまし】元TBSワシントン支局長の山口敬之(51)に15年4月、酒を飲まされレイプされたとして伊藤詩織さん(28)が警察に準強姦容疑で被害届。都内で17年5月29日、自身が会見。東京地検の不起訴処分を不服として検察審査会に審査申し立て(結果は不起訴相当)。素顔、実名を異例公表した詩織さんは赤裸々に明かした。家族の反対で姓は伏せた。山口記者の逮捕状が逮捕直前で取り下げられたと主張。「私の知り得ない力があったと思う」2人は13年、米国NYで知り合った。就職相談のため連絡。当時TBS勤務の山口記者に誘われ串焼き店(東京・恵比寿)、すし店と2軒はしご。2人でビール(コップ2杯)、ワイン(グラス1杯)、日本酒2合。詩織さんが泥酔する酒量ではない。「お酒で記憶がなくなったことはない。(酒に)強いと周りから言われる。普段は2人でワインボトル3本空けてもまったく平気だった」しかし、2軒目のすし店に入り約1時間後、2度目のトイレでめまいがして記憶が途絶えた。目覚めたのは、翌午前5時ごろ。シェラトン都ホテル(港区白金)のベッドで裸にされ上には山口記者がまたがっていた。詩織さんからの刑事告訴状を警視庁高輪署が4月30日に受理。裁判所から準強姦容疑で逮捕状が発布。担当警察官が同年6月8日、米国から帰国する山口記者を成田空港で逮捕の予定で待機。ところが直前に逮捕中止命令。「警視庁幹部の指示で逮捕を取りやめた」の説明。中止命令は菅義偉長官秘書官の中村格官房長(当時の警視庁刑事部長)。「TBS政治部記者の犯罪は大ごと」として署の幹部が上層部に相談。その後、山口記者は書類送検。東京地検は16年7月、嫌疑不十分で不起訴。19年12月18日、山口記者が敗訴(下記URL)。”レイプ”と認めた東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は慰謝料など330万円の賠償を命じた。(年齢は当時)