2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

SNSより速い“田舎ネットワークサービス”

2020-04-22 18:51:18 | お米語り
「帰ってくるんじゃないよ!」



コロナ情勢だからGWが近づいても帰省するつもりは毛頭ないが、様子伺いの電話で開口一番説教された。



「田舎じゃね、息子が帰って来てるなんて次の日には近所にわかっているんだから」



確かに。



帰省した次の日には野菜などが玄関先に置いてある。




「息子さん、帰ってきてんだろ。食べさせてやりな」



すごいネットワーク社会だ。
フェイスブックなんてそもそもいらない。




地方勤務でも近所の噂話をよく耳にした。

「あの家の旦那は仕事中に車の中で昼寝してた!」

「イオンのフードコートであの旦那、女といた!」




聞いてる分には笑えるが、当事者にとってはたまりませんな。




都会の防犯カメラより強烈だ。




「帰って来るんじゃないよ!あんたが帰って来たなんてすぐ知られるよ。そうなったら家は村八分になっちゃうよ。ハハハ・・・」





故郷は遠くにありて想うもの。




3密でなければ何をやってもいいわけではない。

2020-04-22 18:17:14 | お米語り
今だに色あせない福澤諭吉「学問のすすめ」



迷いが生じた時、答が欲しい時はこれを読む。現代語訳だが。



巷ではカミュの「ペスト」が売れているが、「学問のすすめ」は教育論あり、国家論あり、親子間、男女間問題あり、高いレベルで示唆を与えてくれる。




個人と国家のあり方から見ればあの
「忠臣蔵」さえ否定する。
そういうしっかりしたものの見方、考え方が弱い自分には必要なのだ。



「世の中不条理だ、不条理だ」と叫ばれるより余程心が落ち着く。




釣りが好きだが行かないようにした。




「3密じゃないなら釣りに行ってもいいだろ」




「自由と我が儘の境目は、他人の害となることをするかしないかにある。
酒や女遊びに溺れてやりたい放題でも自由であるから構わない、と思うかも知れないが決してそうではない。やりたい放題で他の人の手本になってやがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるものだから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。」
(学問のすすめより引用)



この苦しい時期に、釣りに行きたくても行けない、それどころではない自営業の方もいらっしゃる。




3密でなければ何をやってもいいとして、人に害を、世の中に悪い空気を、悪い影響を与えることはしてはいけない。



「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
その文句は容易く語られるが、その本意は重く、実行せよと説かれるのだった。