
「細小路川と鹿曲川が合流する所から取水すれば誰の水だかわからないから、そこを五郎兵衛用水の取水口にしたのだろう」

青い線が五郎兵衛用水の旧取水口。確かに鹿曲川に影響しない所からから取水している。

この窪みが旧五郎兵衛用水跡。この横を細小路川が流れていた。今の取水口はもう少し下流の合流地点にある。
「鹿曲川流域の人達もそれでよしとしたのだろう」
水利権はわかったが、鹿曲川の水利権と五郎兵衛用水はどう折り合いを着けたのか、うやむやな状態で、帰京して、都会の喧騒にまみれれば、そんな疑問は消されてしまいそうだった。
マンションの貯水槽には非常用蛇口がついている。停電し、水の供給が出来ない時に開栓するものだが、平時は絶対に開けてはいけない、と言われた。
「もし、そんなことをしたら、水泥棒てすよ!」と防災訓練の時に言われた。
水の“重み”を感じた言葉だった。
それ程思い「水利権」を“合流箇所”で五郎兵衛用水はうやむやにしたのか。
そんな疑問も忘れた頃に、五郎兵衛用水の地図を何の気なしに眺めていたら
とんでもないことを発見した!
旧五郎兵衛用水の取水口は細小路川と鹿曲川の合流部にはなかった!
その少し、細小路川の上流部にあったのだ。

青い線が五郎兵衛用水の旧取水口。確かに鹿曲川に影響しない所からから取水している。
「「水利権」との戦いだ」
水の“重み”をずっしり感じた発見だった。

この窪みが旧五郎兵衛用水跡。この横を細小路川が流れていた。今の取水口はもう少し下流の合流地点にある。
蛇口からいくらでも出てくる水。
なんて凄いことなんだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます