マクロスライド初適用(0,9パーセント)と払い過ぎ調整(0,5パーセント)により今年4月から年金は0,9パーセント増となる。対象は国民年金、厚生年金、共済年金など受給者約4000万人に適用される。一人当たり金額にしては大した額ではないが、4000万人に精神的には大きな衝撃を与える。4000万人は大多数確実に節約に向かう。一方大企業で好調な場合は賃上げに向かうだろうが、そうでない場合は容易には賃上げに向かわない。特に中小企業、地方はまだまだ賃上げどころではない。老人たち4000万人に加えて中小企業、地方の人々が消費増大に向かわなかった場合、安倍首相の構想は挫折する。首相の次の矢は何だろうか。