反射望遠鏡で撮影を始めると、ちょっと試してみようかな?
と誰もが一度は検討する、ケンコーのACクローズアップレンズを使った
例のコマコレです。
(「例のプール」をバックにしてみました・・なんとなく・・誰もが一度は・・なので)
御多分にもれず、gotodebuもやってみたのですが、
元々skywatcher純正のコマコレがあるので、
コマコレクターというよりは、レデューサー目的で試したかったのです。
GOTO DOBは焦点距離1500mmなのでいろいろと撮影対象がはみ出しがちです。
また、ステライメージでコンポジットすると、視野回転で重ねられない外周部は
自動的にトリミングされてしまいます。
こんな感じ
1枚撮り 100枚コンポジット後
コンポジット後はぎりぎりです。
これは意図的にトリミングしたわけではありません。
ステライメージで自動的にトリミングされたものです。
自動処理モードではなく、手動モードで基準点設定すればよいかもしれませんが、
多枚なので全部基準点を設定するのは大変です。
この写真だと視野回転の中心はランニングマンの左下側くらいになりますが
そこを中心にM42が横方向にずれていくので・・・横方向がどうしても重ねられる
範囲が狭くなります。
撮影中にもう少しこまめにフレームし直せばましにはなると思いますが、
ちょっと大変です。
そこで、クローズアップレンズのコマコレはNo.4で0.82倍になるそうなので、
その辺が緩和されるのではという期待です。
ということで、今回はNo.4を購入してみました。
合わせて以下も購入しました。
・42mmのTリング(Skywatcherは48mmのTリングが標準なので)
・42mmネジの2インチ延長スリーブ
(これがまた700円なのに中国から国際宅急便で届くという採算がなぞの一品)
・カニメレンチ
作り方はネットに散見されるのを参考に、組み合わせてサクッと作成。
カニメレンチでリングを外す
レンズを取り出し、外周にテープ貼り
Tリングに入れる
クローズアップレンズのリングをはめる
リングを締める
完成
で、M42を試しに撮影してみました。
(ちょっと薄曇りぎみだったのでカブった感じになっていますが)
「例のコマコレ」有り なし
たしかに視野は広がってはいますが、周辺減光がかなりひどいです。
星が消えているレベルだと思われ、フルサイズではちょっと厳しそうです。
(フラット補正でどうこうできる感じではないように思えます)
また、減光部をトリミングすると結局なしと同じくらいの範囲になってしまうので
意味ないかと。(拡大率下がるので追尾精度的には緩和されるかもですが)
薄曇りでカブっていて、バックグラウンドが明るくなって減光が強調された
のかもしれないので、ちゃんと晴れた日に周辺像も含めて再度もう少し
検証してみたいとは思いますが、今のところちょっとこれはお蔵入りかな
・・・という感じです。
ただし、APS-Cやフォーサーズならいけるかもです。