昨晩は久しぶりに晴れそうだったのと、
金曜日お休みをもらってたので 久々に出撃しました。
晴れてはいたのですが薄雲が次々と襲来し、2時過ぎには完全に
曇ってしまったので、朝まで快晴というわけにはいきませんでした・・・。
で、ファーストライトの時にちょうこくしつ座のNGC253を
撮影していたのを、前回UPで見返したことで思い出したので、
今回は冷却CMOSで撮影してみました。
ASI Airの撮影中の画面はこんな感じです。
ちょっとM31みたいに見えますが、M31よりも暗黒帯の模様が
見えておもしろいくらいです。
撮影場所からは撮影方向が松本市の直上だったため、バックグラウンドが
明るくカブリ気味ですが、空が暗いところでライブスタックしたら
電子観望なんかでも結構いい感じになるのではと思えました、
で、240枚撮影して211枚コンポジットしました。
(結構歩留まり良かったです)
Skywatcher DOB GOTO 12' 口径305mm F5 1500mm
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO ゲイン300 冷却-10℃
10秒×211枚 総露光時間 2,110秒
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO ゲイン300 冷却-10℃
10秒×211枚 総露光時間 2,110秒
ファーストライトの時はブレブレでしたが、
今回は暗黒帯を細部まで良い感じに撮影できました。
ステライメージ8の自動処理でそのままRGB変換、コンポジットを
したところ、M8の時と同じように全体が緑でレベルも破綻した画像
が吐き出されました。
こんなです
ここからいくら処理しても色味がおかしな画像にしかなりません。
なので以前のM8の時と同じようにRGB変換+レベル調整をワークフロー
で事前処理してからコンポジットしたところ、問題なく処理できました。
RGB変換+レベル調整後コンポジット
理由が良くわからないのですが、画面全体が明るいと
上手くいかないような気がします。
前回のM8は画角全体が星雲でしたし、今回のも光害カブリで
かなり明るかったので・・・。
前回の満月の時の網状星雲とかバブル星雲もかなり全体が
カブってましたが問題ありませんでした。
これは6Dでの撮影でしたが、6DのRAWファイルは問題が
起きないようです。
10/17追加 クリックするとFlickrに飛びます。
UTOさんのご助言を考慮して再処理してみました。
・バックグラウンドを少し明るく(まだ足りない?)
・シャープさを少し緩和
(シャープ処理前の画像と加重平均40%でコンポジット)
・Denoise AI で処理
処理をカリカリにやりすぎて、銀河の淡いふわっとしたところが
薄れていましたが、良い感じになりした。
ただ、バックグラウンドはまだちょっと黒すぎだと思います。
明るくするとなんかムラムラになるので・・・少しだけにしました。
UTOさんご助言ありがとうございました。
勉強になります。