カベルネ赤のフルボディの代表といえばこの銘柄がすぐに浮かぶ。
カリフォルニアワインと言えばNapa Valleyと言われるが、これは地域一体の名称で、サンフランシスコから北上してナパに向かう場合、
①Napa
②Younteville
③Oakville
④Rutherford
⑤ST. Helena
⑥Calistogaあたりを総称してナパという。
この地域を南北に縦断する幹線がRoute29で、この両脇に多くのワイナリーが点在する。
Hessは、NAPAに入ってからこのメインストリートから西にかなり外れて、Mt. Veederに属するが、細い山道を車で20分は走るだろうか、小高い丘のてっぺんに位置する。
良く手入れされた庭から白を基調とした瀟洒な建物の中へ。
気さくなスタッフとテイスティングや買い物を楽しんだ後は、オーナーの蒐集したモダンアートギャラリーをゆっくりと鑑賞することもできる。
ただ個々のモダンアート作品は難解で、何度訪れてみても私には理解不能なものばかりである。
1990年代後半は特に重いカベルネを求めてHESSの白ラベル(Cabernet Sauvignon Mt. Veeder)を好んで飲んでいた。その後はだんだんとフルボディから離れていったため最近はややご無沙汰気味である。
国内のワイン売場ではHESS Select以外はあまり見かけないが、Mt.Veederを見かけられたらお試しあれ。強力なタンニンの後味は印象的です。
ついでにフルボディつながりで1種
Carmelに住んでいた友人が好んで飲んでいた”Smith & Hook”のエチケット(現在のボトルからはエチケットがとれないはず)。
近所のスーパー”SafeWay”あたりで当時$15もあれば買えたワインで、硬く開くまでにはかなり時間を要した記憶がある。
Mt.Veederつながりでエチケット1枚。飲んだ印象が薄く、あまりこのワインを覚えていない。価格的には$10~$20ではないか。