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ミャンマーのフレンチ

2021年2月1日
ミャンマーのクーデターによる軍事政権復活のニュースが飛び込んできた。
2011年に続き2015年の総選挙で完全に民主化実現かと思っていたがまだまだ議会と軍部との攻防が水面下で続いているのか。
何とか軍と国民民主同盟(NLD)との間で、平和的な調整が行われていくことを祈りたい。

ここ10年、多くの日本企業はこぞってミャンマーを目指した。市場としての魅力はまだまだ小さいものの、そのまじめな国民性もあり、新たな生産拠点として中国やベトナムからのトレンドシフトが発生していた。

2018年の夏前に日本企業のミャンマー市場への進出の手伝いでヤンゴンに1週間ほど滞在した。町中活気に満ちていて、発展途上国にありがちな通勤時の車の渋滞もしっかり体験した。

この国の平均月収は2~3万円だったが、車を購入するとなると新車、中古車を問わず100万円~300万円が必要となる。町中の渋滞を見ているとこの高額の車の購買余力はどこから来るのか疑問に思えた。月収と比較すると、日本ではまるで家を買うような投資となるが、実際ミャンマーの自動車は不動産として考えられ、中古車でも値下がりすることが無いと聞いた。
また何故中古車でもこれだけ高額になるかというと実に様々な税金が課せられるためだという。
この国で事業を考える際に、税法を含め、国内法がコロコロ変わることに関しては辟易した。その変更の趣旨を理解しようにもかなり不可解だったり、何か利権の臭いもするのだ。

その滞在期間中、ミャンマーにいるとは思えないフレンチレストランで飲んだワイン。

”Le Planteur”
ヤンゴンの中心部のインヤー湖 のほとりにあるフレンチレストランで、市内の高級レストランの一つ。到着寸前のデコボコ道がご愛嬌で、大きなレストランは白を基調とした広い室内や晴れた日はテラスも利用できる。
料理はフレンチ、イタリアンが楽しめる。チーズの充実がうれしかった。

● Chateau Duhart Milon Rothschild [1979] 
ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルトに隣接するポイヤックの名門シャトーとのことだ。4人で訪れ数本開けた最後の赤ワインがこれで、カベルネS.とメルローのブレンドでしっかりとしたボディと複雑に香る印象的なワインだった。エチケットをお願いしたところ、ボトル上ではまだ綺麗だったラベルも、渡されたのはかなりボロボロ。これも思い出の一つである。


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