コロナにより、このブログ開設以来、もっと正確に言えば22か月ぶりに都内を離れた。
10月最後の週末、車で関越道を北上し快晴の空のもと久しぶりに旅を満喫できた。
到着地は、西も東も見渡せる素晴らしいロケーションで、解放感とともに雲の合間からではあったが星空をむさぼるように撮影し、本日はやや疲れ気味である。デジカメと三脚だけの機材だったが、ぎらぎらと明るく輝く金星に心躍り、次は重くても天体望遠鏡を、と心に誓った次第である。
まずはその金星と、日が変わり翌朝の水星とスピカ。写真データをみて驚いたことにちょうど12時間後の撮影だった。
見晴らしさえよければ水星がこんなにも高く明るく見えるものかと実感。コペルニクスが怠慢に思えた。
素晴らしい夕焼けを眺めながら夕食をとりつつ、星空を楽しみに待ってはいたが、その後は少しづつうす雲がはりだし、晴れ間を見つけては席を外して30分ほど外出、というあわただしさから大量のピンボケ写真を量産した。
まずはカシオペア座からアンドロメダ座にかけて。
薄雲を通しても10秒露出でM31が写っている。写真データ横にはペルセウス座の二重星団が見えている。M33はレタッチソフトでコントラストを最小にした上で露出バーをスライドすると存在は確認できるが写真では見えない。改めて感光フィルムとの実力の差を実感する。
次いでぎょしゃ座とおうし座。
その後は雲に覆われていった空、明け方再び晴れ間を見つけて外出。月齢24の月が空高く昇っていたものの気にせずに撮影を再開。
おおいぬ座、うさぎ座とオリオン座
冬の大三角形と人工衛星。
おうし座からペルセウス座近辺とかに座
明け方近くではあったが、暗い空では各所で人工衛星が見えた。 慌ててカメラを向けてピンボケ気味。
その後は水星の撮影に移行するが、こんな空が日常にあったらとないものねだりをしながら楽しかった撮影は終了に向かった。