神谷大輝の小説

自作の小説をアップロードしていきます
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春物語 第二話 友達

2022-04-21 18:05:37 | 日記
僕は信二が何故話し掛けてきたのかわからなかった。
僕みたいな平凡な人間信二が相手にする訳ないのに。
信二は皆から好かれていて人気者、運動神経抜群、頭脳明晰、で話しも面白い、(信二はそう思っていないみたい)そんな信二が何故話し掛けてきたのか解らないからかっているのか、罰ゲームなのかのどちらかだろう。
小久保和則先生が言っていたが、僕は補欠合格なのだと。
僕が通う名神高校は競争率が激しく受かるのが難しい、と言われている。
そんな僕が受かった理由が補欠合格。
辞退した生徒が居たから偶々僕が選ばれた。
そんな僕だから皆は知らなくても気にしてしまう。
小説を読んで過ごすのが理にかなっている。
「勝次昨日言ってた小説面白いなまた教えてくれよオススメを」
また話し掛けられた意外と普通に話し掛けているだけだなこれは。
でも僕は誰とも関わりたくない。

春物語 第三話 秘密

2022-04-21 18:00:16 | 日記
僕は友達に裏切られた過去がある。
永山晋也で仲良くしていた、毎日のように一緒に帰って、一緒に行動していた。そんなある日晋也が僕の悪口を言っていた、一緒に過ごすのが気持ち悪いと。
それから僕は誰とも関わりたくなくなった。
小説を読んで過ごすようになった。
当時の澤田幸一先生は気のせいでしょうと相手にしてくれなかった。

0001

俺は荒山信二だ皆から好かれているとは思っていないし、そうでもないが、一人思っている奴がいる島山勝次だ。
あいつが密かに書いている小説を偶然見てしまった、構成は上手いが話の内容が良く解らなかった、俺は話の内容は考えられるが、話の構成が出来ずまだ小説を書いていると皆には言ってない
俺はあいつと小説を書きたい

春物語 第一話 小説家

2022-04-21 17:07:03 | 日記
信二は僕に気さくに話しかけてきた。
僕は誰とも関わりたくないので、無視を決め込んでいた。
人間と関わってもろくなことがない、そう思っている僕は本に集中する振りをした。
「お前、いつも小説読んでんな、俺にオススメの小説紹介してくれよ」
そう言われてもだんまりを決め込んだ。
「そういやあお前、昨日帰りに本屋寄ったろう。なに買ったんだ」
こいつ空気読むとか出来ないのか?
こんな奴は初めてだ。
「まあ話しかけて来なくてもいいから独り言を聞いてくれ」
勝手に話し始めたそれは何故か?気になった
「俺さあこんな性格じゃん、人と接するのとか、上手くないんだよね。だから誰にも相手にされなくてさあ、いつも一人ボッチなんだ、一人は楽だけどさあやっぱり繋がりは大事だと思うんだよね。裏切りや虐め色々ある、でもさあ勇気ってだすと一人ボッチより、仲間といる方がいいなってなると思うんだよね、じゃあ行くわ
そう言って信二は去ろうとした
「東野圭吾の著作の手紙がオススメ」
僕は勇気を出していった例え騙されているのだとしても。
「そうか、買ってみるよ」
これが僕たちの初めての会話だった