日々の寝言~Daily Nonsense~

宗教について

ごく普通に仏教徒の家に生まれて、
特に熱心な信者でもない。

お彼岸には墓参りに行き、
お盆には祖先をまつる。

というわけで、宗教について、
書くことはあまりない。

基本的には、神も仏も、
未来の死という不安を解消するための
人間のフィクションであり、
あの世も実在するわけではないが、
しかし、心の平安のために、
とても重要な物語装置だ、と考えている。

しかし、いつも思うのだが、
現世の人の心の平安、心の補強のために
生まれたはずのものが、

現世の人の心を最も悩ませ、
人と人とが殺しあう原因の
最大のものになっているのは、
なんということか。

とても粗っぽく考えれば、
宗教が力を発揮するためには、
他の宗教を排除しなくてはならない、
という仕掛けがあるからだと思うのだが、
なぜ、そうなのか?

ある物語を「信じる」ということは、
そんなに難しいことなのか?

なぜ宗教が政治と
結びついてしまうのか?

人の心というのは
なんとも不思議なものだ・・・
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