日々の寝言~Daily Nonsense~

音楽について

アートの中でも、音楽は
自分にとっては特別だ。

人は、視覚的・絵画的な人間と、
聴覚的・音楽的な人間に
分けられると言うが、
私は間違いなく後者だと思う。

小さいころから、
音楽は、まさに心の糧だった。

音楽はダイレクトに感情に、
心の在り方に、働きかけてくるが、

そうしたセンセーションな部分だけでなく、
音楽から「調和、協和する」
ということを学んだのだと思う。

たくさんの音が響きあう美しい音楽は、
美しい理想の世界そのものだ。

世界はこんなに美しい音楽に満ちているのに、
なぜ、その一方で、人は殺しあうのだろう?

 * * *

しかし、不幸なことに、
運動学習能力が低く、
楽器の演奏が上達しない。

ピアノを始めとして、
いろいろ習ったが、
どれもものにならなかった。

さらっとピアノやギターが弾ける人が
とてもうらやましい。

しかたなく、聴くほうにはずいぶんと
時間とお金を費やした。

でも、演奏できなければ、
それは自分だけのものでしかない。

それがとても悲しい。

もうひとつ、悲しいことは、
もうちょっと、音楽に関連した
仕事がしたかった、ということ。

自分で演奏ができなくても、
せめて、音楽を作りだす手伝いに
かかわりたかったなぁ・・・
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