H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

キャンプの思い出 (今はもうしませんが・・・)

2020-11-05 | 趣味趣味


ある若いスタッフが最近キャンプにハマっていると聞いて,以前はよく出かけんたんだけどね・・とひとしきり話に花が咲きました。もう20年以上前のことです。子供たちが小さい頃には毎月のようにキャンプに出かけていました。よく行っていたのは道志川沿いのキャンプ場でした。道志村は横浜市の水源地にもなっていて,今でもそうですが渓流沿いにキャンプ場銀座というほど沢山のキャンプ場がありました。

 

あるときからお気に入りが決まって,いつも行くキャンプ場がありました。それが「やぐら沢キャンプ場」でした。

道志川沿いの道から狭い道を山側に入った小さな渓流沿いにあるキャンプ場でした。何よりここが素晴らしかったのは,オーナー手作りの露天風呂があり,キャンプ場なのに夜はいつでもお風呂に入れることでした。初夏から毎月出かけて,冬は年越しキャンプまでやったことがありました。さすがに真冬は寒くてブルーシートをテントの上や,周りに風よけのように張ったり,テントの中に小さなテントを二重に張って,シュラフで一家ぎゅうぎゅうの状態で寝たりしたものでした。クリスマスには,オーナーがサンタの格好をしてお菓子のプレゼントを配りにきてくれて子供たちは大喜びでした。今となってはいい思い出です。

 一度車のバッテリーが上がってしまい帰れなくなったことがありました。当時乗っていたワンボックスカーのディーゼルエンジンのプラグがだめになり,いざ帰ろうとすると自力でエンジンがかかりませんでした。雨は降ってくるし,帰れないしどうしようと困っていたところ,親切なオーナーが車を貸してくれることになりました。自分の車を置いてひとまず帰って,翌日キャンプ場まで車を返しにいきました。オーナーは本当にいい人で,何とか私の車に応急処置をしてくれていて,無事帰ることができました。そんなこともあり,その後は毎月恒例のように「やぐら沢」に出かけていました。

 

いつしか子供たちも大きくなってキャンプにも行かなくなり「やぐら沢」のことも忘れていました。今回,あるスタッフと久しぶりにキャンプの話になって「むかし通ったいいキャンプ場が道志村にあるんだよ,今もあるかな・・名前が思い出せないや」などと話をしていて検索をしてみたのでした。

ところが,ネットで道志村のキャンプ場をみても,地図であるはずの場所には「やぐら沢」の案内が出てきません。しばらく検索してわかったのはとても残念なことでした。ある方のブログ・サイトで「やぐら沢キャンプ場跡」として書かれていました。わかったことは,ある時からオーナーが病気療養のためキャンプ場をしばらく閉鎖するという案内があり,その後オーナーは復帰することなく亡くなったとのことでした。閉鎖になって自然に還ってゆくように荒れたキャンプサイトの写真が載せられていました。

 

キャンプを始めた最初の頃は,いったサイトについて簡単なスケッチを残していましたが,何枚か描いただけで面倒になってやめてしまいました。

 

 

やぐら沢はスケッチも描いていませんでした。写真もほとんど残っていないのが残念です。でも,家族で何度も過ごしたこのキャンプ場の記憶はずっと忘れないと思います。

 

 

初めて家族でキャンプに行ったときは,土砂降りの雨でした。以後,なぜか我が家がキャンプに行くときの降水確率は異常に高かったです。でも全然苦になりませんでした。雨の時の設営の仕方も覚えればどうってことないし,タープの張り方で雨道を作って工夫するのが楽しかったり,雨のキャンプ場の静かな雰囲気はいいもんです。そしてキャンプに行って何が一番楽しいって,そりゃ夜ですよね。真っ暗な森の中で,ランタンの灯や焚き火で静かにちびちび酒を飲るのはサイコーです。今はほとんどのキャンプ場で直火もできなくなったようですね。焚き火をするときには,絶対に燃えカスを残さず,最後にほんのわずかの白い灰だけが残るまできちんと燃やすのに命かけたりしていました。

 

今でも,たま〜にキャンプもいいなと「一瞬」思うことはありますが,トシですね。もう充分やったし,実際にはテントにシュラフで寝るよりフカフカのベッドで寝る方がいいかな・・(笑)

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