”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

「紀州勝浦産生まぐろ」 地域団体商標の利点

2012-01-30 06:46:49 | 地域ブランド
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

地域団体商標「紀州勝浦産生まぐろ」が4年越しで登録されました。

詳細こちらです

地域ブランドを手掛けているコンサルタントの方々の書籍を読むと、

「地域団体商標なんか登録したって売れることにはならない」という趣旨の記載が散見されます。

私も講演のときに、「登録したら儲かるのか?」という質問を受けたことがあります。

確かに登録さえすればビジネスがうまくいく、ということにはなりません。

しかし、上記の「紀州勝浦産生まぐろ」の例をご覧ください。

たしかに、地域団体商標の登録がゴールではありません。

が、登録を取るためには知名度を上げる必要があり、知名度を上げる努力をした結果、知名度が上がって商品が売れるようになり、そして、地域団体商標が登録されるのです。

地域団体商標の利点を理解し、もっと活用しようじゃありませんか。

そういった意味で、地域団体商標の登録を絡めた地域ブランドの構築には弁理士がもってこいです。

我々弁理士は、地域団体商標の出願手続きを行うことは当然として、その前提となるブランド構築に積極的に関与していくべきです。

ブランド構築には、たとえば広告・宣伝などが不可欠ですが、やってみなければ分からないのが関係団体間の調整であったり、行政の協力を得ることなどがとても大切。

地域ブランドの構築に興味のある方は、ご連絡ください。

今日もお読みいただき有難うございました。

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