今日はクリスマスイブ。勉強しているスペイン語では"Nochevieja"(←Christmas EveはNochebuenaでした。NocheviejaはNew Year's Eveです。失礼しました)。ちなみにクリスマスは"Navidad"。スペイン語は英語とよく似た単語もあればこのように大分かけ離れたものもあり、時々戸惑います。
通訳ガイドをやっていた時「日本ではクリスマスといえばKFCのチキンなんですよ」と言うと、外国人のお客さんはとても驚かれます。
クリスマスという特別な日になぜわざわざファストフード(ジャンクフード)を食べるんだろう?というのがその理由です。日本で例えるなら正月にコンビニ弁当やカップラーメンを食べるようなものでしょうか。
1974年にKFCがクリスマスにフライドチキンを食べようというプロモーションを始めたというのがことの始まりのようです。アメリカ文化に強い憧れを抱いていた当時の時代背景にぴたりとハマり、いつの間にかクリスマスのフライドチキンは日本の文化と言ってしまって良いほどに定着してしまいました。
ただのウケ狙いでこの「日本人とクリスマスのKFC」ネタ(実際にすごくウケるのです)を外国人のお客さんに披露するより、戦後、欧米に追いつこうと皆が必死になって働いていた高度成長期の日本人の心情を併せて説明すると嘲笑だけでは終わらず、なるほどなあ!と納得してくれます。
CNNのWEBサイトに日本のKFCとクリスマスについて詳しく書かれた記事がありました。
毎朝読んでいるVOA Learning Englishに時々短編小説が掲載されるのですが、今朝はオーヘンリーの"The Gift of the Magi"が載っていました。クリスマスに自慢の髪の毛を売って夫に時計のチェーンを買った妻と、父から受け継いだ金時計を手放して妻のために高価な櫛を買った貧乏夫婦の有名な物語です。
The Magiとはイエスキリストが誕生したエルサレム👉ベツレヘムの地に3つの宝物を携えて訪れた「東方の3博士(賢者)」を指すと初めて知りました。そういえば私の好きなアニメ、エヴァンゲリオンに出てくるスーパーコンピューターの名前の一つも"Magi"だったなあと思い出しました。
キャピトル東京のクリスマスツリー。そのまま正月飾りに使えそうですね。皆様、クリスマスおめでとうございます。
¡Feliz Navidad!