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表題の"The Magic Mountain"はトーマス・マンの代表作「魔の山」の英語名。「魔」は「魔」でも「魔法」の「魔」に近い意味だと初めて知りました。原題(ドイツ語)も"Der Zauberberg"。zauber=magic、berg=mountainだそうです(popraさん、合ってますかね?)。
先日本棚を整理してたら文庫本の上下巻が出てきて、懐かしく思い、英語訳を読んでみることにしました。
日々の英語学習の一環として英語の本の読書は続けています。ここのところは"The Lord of the Rings"を最初から読み始めて二巡目を楽しんでいました。
その季節に合う、読みたくなる本ってあると思うんですよ。「魔の山」は私にとって夏を彷彿させる、夏になると読みたくなる本です(物語の最初の季節が夏ということもあるし、村上春樹のノルウェーの森でワタナベ君が直子が暮らす京都の山奥の寮を訪れた時に持参した本がこの魔の山で、季節は夏だったという印象も強い)。
古い作品なので"The Great Gatsby"同様、これだけの大作が電子書籍だと無料で入手できるのも良いですね。"The Lord of the Rings"ほどではありませんが、長編の上、難解な所も多いので読み終える頃には夏が終わるどころか桜が咲き始めているかもしれません。
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I enjoyed basking in the afternoon sunshine while kids were playing in the kitty pool placed on the balcony.