ホッとしたような、でもちょっとガッカリしたような気持ちが半々で入り混じりました。
これまで様々な気象状況下で富士箱根ツアーを経験してきましたが今日のように富士山麓や箱根が積雪した日にやったことはありませんでした。
今日のような日の道路状況や移動時間などがいつもと比べどう変わってくるのか知りたいという気持ち、また雪景色の箱根も見てみたかったというおもいも少しありました。
でもお客さんにとってはこんな日は中止になってくれた方が良いですね。富士山は全く見えない。箱根も霧の中。雪ならまだしも午後からは冷たい雨に変わるらしいし、風も強いのでロープウェイも運休になるかもしれません。
富士山は見えない。外は冷たい雨。箱根は濃霧。お金をドブに捨てるようなものです。せっかく来日して下さった以上、良い思い出と一緒に帰国して頂きたいです。
富士山周辺のライブカメラは必ず毎朝チェックするようにしています。こちらは今朝の河口湖付近のライブカメラ映像。富士山のカケラも見えませんでした。
芦ノ湖、元箱根港のライブカメラ。午前の段階ですでに雨にかわっていた模様。
大涌谷も悲惨な状況。
たとえ当日富士山が見えなくても箱根の美しい景色を楽しむことができれば半数のお客様のご機嫌も直ってくれるものなのですが(半数は不機嫌のまま)今日のような状態ではそれも叶わなかったことでしょう。
会社の(ツアー中止の)「英断」に感謝したいと、各地のライブカメラ映像を見た後に思い直しました。
“The tour’s been called off.”
call offは「キャンセルになる」の意味。ただ単にcancelledというよりpractical(実用的な)表現です。
明日は天気が回復しそう。後輩が富士箱根ツアーデビューします。明日に延期したお客様にとって、そして後輩ガイドにとって良い一日になることを祈っています。