最近自分の裏側が、妙に強くなったナァ…と思う。
それは、
主婦というボウフラのような立ち位置なら、
日常の成り行きからすれば当たり前のことかもしれない。
他人に対しては、
具に観察し、即座に立ち回り、すんなり事なきを得たり、
自分の意志を揺らぎのない言葉で、正確に伝えたりとかある。
が、その中でも
左大臣(オット)への裏拳の様な言動は、まさに秘儀。。
ワタシの平凡な日々は、
左大臣の言動に如何に振り回されないか、の一点のみ。
家庭という箱庭を上手く回すため、
猫騙し擬きの言葉を、しれっと放つ。
それは
年々グレイドアップ。
自分ですら、そのノリシロに驚いてしまうほど。
こんな神経戦を繰り返すうちに、
左大臣とワタシの考える
良いと思うもの
リスペクトする人
努力の質が
全くかけ離れていることにビックらこいた。
自分の中にある ちっぽけだけど純な塊が、
ソレ違うだろ。。と、つぶやいていた。
なりたい自分は これ❓
彷徨って居るワタシ 本来の私の可憐さは どこへ、
スゴスギル、ワタシは
まじでヤバい
強くなっちまったワタシは
この矛盾の渦で必死に カレンな私を 掘り起こし始めた
ワタシの心、、ロードウォーリアーズみたいになっちゃったよ…
⭐️絶世の青年タッグ ロード・ウォーリアーズ✨
1985年
日本のプロレス界に、アメリカで大人気のロード・ウォリアーズがデビュー。
今でも鮮明に思い出すのは、
ホークとアニマルの二人をTVで観た時、異常なまでに興奮したこと。
ロード・ウォーリアーズが入場する瞬間に流れる曲に、何が始まるの⁈となり、
次の瞬間、
ロード・ウォーリアーズのホークとアニマルが全速力でリングまで駆け上ってきた。
顔には、おどろおどろしたペイント
ミラクルな肉体美
そして極めつけは、数分で対戦チームを潰してしまう破壊力
非常に都会的でクールな二人に夢中になった私
だが、
ロード・ウォーリアーズの日本での営業宣伝は、腹がよじれるほど ベタ!!
こいつらは シカゴのスラム街でゴミ箱を漁っていた、、
飢えてたこいつらは
血の滴る生ネズミを食らっていた
のし上がるためなら 人殺しだって平気でやるんだ!
なんだこりゃΣ(・□・;)
昔ながらの老舗のやり方で、
どこの馬の骨か分からない設定のロード・ウォーリアーズをアピール。
彼らは言われた通りのストーリーをなぞるように、
日本で暴れまくった。
が、
1枚の写真で、二人の本質を映し出した。
それが、ブログの表紙のウォーリアーズだった。
物静かに、視線を落とす青年二人。
左/ ホーク28歳
右/ アニマル25歳
彼らの唯一の弱点は、
プロレスの絶妙な駆け引きや
対戦相手の良さを引き出す試合が、巧く作れないこと。
それは、
プロモーターであるジャイアント馬場氏が、重々承知の助だった。
日本で活躍中のベテラン外人レスラーの中で
巧妙で残虐なのに、
沸かせる試合をするアブドラ・ザ・ブッチャーや
狂気の沙汰の試合をさせたら、
世界一のタイガージェットシンなどから見れば、
実は、対戦相手としては試合を作るには、困ったチャン的存在。
プロレスの試合は、ファンの盛り上がりが一番。
対戦相手の良さを引き出しながら、
くんずほぐれずの試合を作ってファンを悶絶させる。
そんな決まり事を作れない二人は、
ただ圧倒的なパワーで押しまくり、数分間で試合を終わらせることが、
ホークとアニマルが課せられたミッションだった。
その司令塔は、ジャイアント馬場社長。
あー見えて、馬場さんは優秀で、冷静、
そして案外残酷さを持ち合わせたプロモーターでもあった。
だが、
ワタシのようなぺーぺーのファンは、
ロード・ウォーリアーズに対して、
コアなプロレスファンのように拘りや理論なんてない。
ペーペーファンを釘づけにしたのは、
その洗練された身のこなしと、信じられない俊敏さ、
そして映画「マッドマックス」の狂気を感じさせるコスチューム。
若さと綺麗さを隠すフェイスペイント。
そして堪らないのは、
試合中、チラッと垣間見える可憐な<青年の部分>に、痺れた。
王道から外れたプロレスだと云われても、
ペーぺーファンにとっては、そんなの関係ねぇ‼️
ピチピチしたロード・ウォーリアーズの秒殺の怪物ランドが、
観たいだけ。
若者や子供たちにとって、
古い概念を打ち破っていく《ダークヒーロー》だった。
が、、、
そんな彼らにも、プロレス界の斜陽が訪れる。
そして
圧倒的なパワーと筋肉美を保つため、
有名なレスラーたちが陥った闇に、彼らも…
強くなればなるほど、強さを維持するために強い薬を使う。
使うほどに、試合は勝つが、肉体の中身はボロボロ。
その結果、
車椅子生活になったり、突然死が訪れる。
ホーク 48歳 心臓発作
アニマル 60歳 死因非公開
冷静な判断や心身のバランスが失速するのは、
強さという魔物に囚われたから。
人にとって、無敵とか最強を切望すると〈諸刃の剣〉になる。
まぶしいほどの自尊心の裏には、闇が口を開けている、、
自分のコンプレックスをカバーしうるくらい強くなったレスラーほど、
その闇に堕ちていった。
プロレスという世界は、活躍した二十年後にその明暗を分ける。
暗にいる人が多い中、
多分、世界一ハッピーな人生のレスラーがいる。
それが、長州力氏だ。
💛怪物ランドの長州力になりたい!!💖
チョット前までは、その動向が旧ツイッターで話題に。
使い方を把握してない彼のツイートは、なぜか物凄くバズる。
空気が読めるタイプでもなく、
ただただ野放しの本能と正直さ、
何を言ってるか分からない活舌の悪さに世の中がハマった。
長州小力の物マネで第一次ブームになり、
引退後には娘婿のアレンジで、予期せぬ第二次ブームへ。
なぜか、初老の<おもろいおじさん>になっていた。
ワタシにとって、プロレス界の長州力は好みじゃなかった。
それは、
ロード・ウォリアーズのような都会的な匂いもなく、
あの顔にロングヘアーだったのがいけなかった。
だが、実力は凄かった。
大学時代、アマレス界でトップに立ち。
その後、鶴田友美(ジャンボ鶴田)と共にプロレスに転向。
一流プロレスラーとして、メインイベントで活躍。
長州の代名詞、サソリ固め出ると、会場は沸きに沸いたほど。
当時から、
マイクパフォーマンスは何を言ってるか分からなかったが、
あの活舌の悪さと真っすぐな強さが、
今では世の人に受け入れられ、TVに出れば<癒し的存在>に変貌した。
大きな意味で、
長州力は、プロレスラー達が辿る道筋を見事に覆した。
強いけど、最強ではなく、、それでも長く第一線にいたのは、
多分、拘りに縛られてなかったからだろうと思う。
**エピローグ**
あれから月日が過ぎ、
今まさに、こんな事を綴ってるとは予想もしなかった。
人生は、
思うより複雑なのに、突然オペラのワンシーンみたいなことも起きる。
感情の渦を思い返しては、宥めてみたり。
自分ノコトを持て余す日々の長さに、ため息しか出ないことも。
そして
自分が思うほど、自分は賢くないのも分かってる。
ただ明暗の境界線だけは、直感で分かる。
どれだけ生きてるコトを楽しめるか、、なんだと。
強くなったワタシの内なる怪物ランドは、
そろそろ長州力に変貌する潮時なんだろうな…と。。
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