◆映画「0.5ミリ」。。◆
11月上映を指折り数えて待った映画を観てきた。
上映前の予告編、並みいる映画の中で異彩を放っていた日本映画「0.5ミリ」。
監督 安藤桃子/主演 安藤サクラ姉妹
キャスト 安藤サクラの実の舅 柄本明/実の姑 角替和枝
エグゼクティブプロデューサー 父 奥田瑛二
フードコーディネーター 母 安藤和津
血縁と婚姻関係の親族総出で創られた作品。
予告のコメディタッチとは全く違い、
社会から遠ざかった老人たちの悲哀と裏腹のプライド。
一人の人間として扱われたい願望、老いても衰えない性への欲望。
現実に目を背けながら、やがて現実を受け入れざる得なくなる。
4話構成は、どこにでもある日常と人には絶対知られたくない日常。
上映15分であれれ?
一時間、二時間、、後悔・・・三時間でぐったり。。
イタリア映画「自転車泥棒」より、ダメージは強烈。
心に曇りひとつない健全な人が見るべきもので、
介護という長い修業が始ったワタシには、見てはいけない映画だったようだ。
ひなびた高知の街で撮影された映画のメッセージはなんだろう。。
自宅への帰路、車を運転しながらフツフツと疑問が湧いてきた。
監督の安藤桃子の若い感性の残忍さとご本人が新婚というギャップ。
安藤桃子監督が二十年後もこんな映画を創れるとしたら、鬼才だと思う。
昨夕から背中が痛いの。。
それだけ「0.5ミリ」はホラー映画より幽霊より断然コワい!
なんの憂いもない方にお薦めの映画です。。。。
◆久米宏「ラジオなんですけど」◆
ワタシの大好きなラジオ番組に久米さんの「ラジオなんですけど」がある。
フリーアナウンサー堀井美香さんとの掛け合いが巧妙で、かつ意地悪。
ノーテンキで勉強不足の堀井さんを泣くまでネチネチいじり倒す事も。
年下の女性アナにもプロ意識の詰めの甘さに関しては容赦はしない。
そんな久米宏、、70歳。
ラジオからTV、そしてラジオに戻ってきた。
一時ニュースステーションを辞め、無期限休養に。
そこからTVの報道に戻ったものの、天才的なキレ味が落ちた時期があった。
その後「ラジオなんですけど」で、
見事な知識量と小気味いいテンポで不動の番組になった。
『今日のメッセージテーマ』には
ド素人の視聴者の妄想逞しい投稿に久米さんも爆笑。
そして中でも『今週のスポットライト』のコーナーは秀逸!
オーロラの研究では日本の第一人者の先生や、
世界シェアー一位の町工場の社長、競馬場の女性厩務員の
一生聞けないような面白い話しを聞き出す。
↑ブログ「女の事情。。佐々木忠昭厩舎番外編」
久米さんは出演して戴くゲストの本は、予備知識として何冊か読破。
流し読み、斜め読みはせず、
何ページの年号の記載が間違えてます!とゲストに言ったり。。
なんら予備知識のない視聴者も理解出来るような流れになっている。
陽の当らない研究や職人芸をコツコツ積み上げた人の話は地味。
だが自分史を創ってきた人達の言葉は、根底にあるのは情熱だった。
毎回、ゲストの情熱を最大限引き出す久米宏のインタビューこそ、
一番の職人芸だと思うのだけど。。。
久米さんの番組に投稿する年代は心にすき間風が吹く50代が多い。
投稿ネタは50代の現実を見つつ、夢も見る、、
そしてコジャレタ自虐話にしてしまうオトナ感覚。
元気のない人、笑いたい人、どうぞ♪
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