◆イチローのベクトルvs張本 勲◆
メジャーリーガー・イチローが、とうとうベーブ・ルースの通算安打に並んだ。
渡米して15年目、41歳の快挙。
最近、イチローの生命線である動体視力が落ちたとも囁かれていた矢先の記録だ。
20代・30代前半のイチローは孤高の人だった。
それが2006年オリンピック出場の際、
イチローのむき出しの闘志がいつも冷静沈着から熱い男へとイメチェン。
ある番組でこのイメチェンについて訊かれると
『ドラマで古畑任三郎に犯人役で出させてもらった時に、
自分には野球しかない。。って確信したんです』
実は、イチロー出演のこの回を左大臣と観てた。
なかなかシリアスな演技に二人で思わず
「イチローってスゴイね~ 何でも出来るんだ…
王さんとかのナボナの棒読みとは全然違うわ!」
良い出来のドラマだったにも拘わらず、役者イチローはこれが最初で最後だった。
それ以降のイチローはマリナーズから2012年ヤンキースへ。
打順は8番9番でベンチにいるだけの事も。。
ワタシも移籍直後のイチローをヤンキーススタジアムで観た。
外野席からは5センチもないイチローに
子供もグランマ・グランパも大盛り上がり。
明らかに大スターだった。
2012年4月19日のTV番組で張本氏(ハッリー)の引退勧告。
「もう辞めてもらいたい。
記録も達成できないし、お金もしこたま残ってるだろうし、、
辞めてもらいたい」
そしてイチローの今季打率3割の可能性にも無理!とノタマッタ。
いつもTVでのハッリーの解説はメチャクチャ面白い。
バッサリ「喝!」や「あっぱれ!」を言い放ち、
ウィットに富んだを言葉で締めくくる。
ハッリーにとって、
イチローがベンチをあたためてることが忍びなかったのだろう。
だがイチローは3年後記録を更新。
悪役ハッリーの言葉がイチローの魂を強く揺さぶった。
イチローの記録はこれからが正念場。
強いベクトルが古い概念や枠をぶち壊していくのは間違いない。
そして、
メジャーリーグ球団40人枠でイチローが最年長の野手になった。
◆三浦知良のベクトルvs張本勲◆
またもやTVでハッリーが引退勧告を言っちゃった、、
相手はサッカーのKING三浦カズ48歳。
最高齢記録更新の時「もう引退してもいいんじゃない」
サッカーの選手生命は短い。
30歳を過ぎるとバタバタと引退する選手たち。
その中で
今年9年振りのスタメンでの開幕を迎えたカズ。
同期はもちろん後輩も引退し、次の仕事を模索中。
『一分でも一秒でもピッチに立っていたい
楽に生きることに馴れると燃えなくなる』と言う。
カズのベクトルは強かった。
ハッリーの痛烈な言葉に
『叩かれることに誇りを持てばいい
平凡な人は批判されない
人よりも一歩も二歩もリードしてるから批判される』
カズはサッカーのKINGらしく、
こんな力のある言葉で答えていた。
世の中の軍配はカズに集中。
実は悪役ハッリーがポイントゲッターなのだ。
サッカーのKINGに見事にスポットを中てた。
諦めないことの強さを教えてくれ
夢や輝きが失わない生き方が
楽しみを抱えさせてくれる
イチローとカズ
今、KINGたちのベクトルはじわじわとナニカを覆してる、、
◆帯表紙 90歳料理研究家 鈴木登紀子先生◆
時々「きょうの料理」を見る。
料理家平野レミさまもいて、なかなか斬新でアバウトな料理もある。
その中で王道の和食を教える先生が、鈴木登紀子さん90歳。
男性アナウンサーがアシスタントで就くと、やたら先生の年齢を言う。
いつも画面を無視して、耳で聞くだけだが思わず見てしまった。
全てが90歳を否定するくらい、、
澱みなく、優雅に手順とコツを言いながら、ずんずん料理を作る。
うちのばあちゃんとは大違いだった。
80そこそこで耳が遠くなり、普通に話すが全て高田純次の適当さ、、
話が噛みあうことがなく、死ぬまで吉本喜劇のような人だった。
だから、すんごい驚いた…この先生に
いつも必ず
『お嬢さん方にはね
美しい!ということを感じること
美味しい!といことに感動すること
とても大事ですよ』と仰る。
TVで観る姿や話し方からは肝臓がんの治療中とは思えないほど。
人は80歳を境に壊れると恐れてるワタシには、衝撃的な人だった。
自分だけの輝きを持つ人は希少な存在だが、
ワタシも絶対そうなりたいと思った。
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